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松山

リスティング広告

【チェックリストでわかる】リスティング広告に向いている商品かどうかの判断方法とは?

運用会社に相談した際、開口一番に提案されるのが「リスティング広告」。ただ、すべてのケースでリスティング広告の実施が適切とは限りません。今回は、チェックリストでわかるリスティング広告が適切かどうかの判断目安をご紹介します。

リスティング広告の強み

これは他社様のブログでも多くご紹介されていますので、手短にご紹介します。
リスティング広告はWebマーケティング業界でも最も古い配信媒体で、現在のWeb広告市場の中で約半分の広告費を担っています。

なぜ、ここまで動画やバナー形式の媒体が存在する中で、リスティング広告のニーズは増え続けるのでしょうか?

それは、検索したタイミングで表示できる唯一の媒体だからです。
一般の方がキーワードで検索するタイミングは、その対象の商品・サービスが最も求められているタイミングです。これは、どんなにターゲティングの優れたDSPやバナー・動画広告でも実現できません。

上記の背景で、いまだにリスティング広告のニーズが増え続けています。

判断基準となるチェックリスト

あくまでも目安としてですが、以下のチェックリストの中で1つ以上当てはまる場合は、リスティング広告で成績が見込める可能性があります。

  • ブランド名/商品名の知名度がある
  • 世の中に既に存在するサービスである
  • LP(ランディングページ)が用意されている
  • 成果地点(問合せや購入など)が用意されている

まず、リスティング広告で前提となるのは「ニーズが存在するのか」という部分です。もちろん商品名/ブランドの知名度が高い場合は指名キーワードである程度のボリュームを獲得できますし、商品名/ブランド自体の知名度が低い場合でも、すでに世の中に存在するサービスであれば、サービス名での流入も見込めます。

例:「スマホ 保険サービス」「時計修理サービス」「引っ越し比較」など

しかし、世の中にこれまで存在しなかった新規サービスや、出たばかりのサービス/商品の場合、リスティング広告での流入獲得は難しくなります。

例:スマートグラス、3Dプリンター、折りたたみスマホ
(現在はある程度知名度が高まっていますが、2~3年前であれば厳しいはずです)

リスティング広告は、あくまでもすでに一般に広く認知された状態からニーズを刈り取ることに特化した手法であり、世の中にニーズを生み出したり、知名度を高める部分には弱い媒体です。

具体的な検討方法

上記のチェックリストを確認するための具体的な方法を2つご紹介します。有料のものを含めると高機能なものは数多ありますが、今回は無料で使用できるツールに絞ってご紹介します。

Google Trend(グーグルトレンド)

Google Trend
https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP

Googleが提供する検索ニーズのトレンド調査ツールです。あくまでもトレンド傾向を見るためのツールのため、具体的な検索回数などは確認できませんが、どのタイミングから検索ニーズが増加・減少したのか時系列の傾向を確認できます。

▼「スマートグラス」の直近5年間の傾向

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナー
https://support.google.com/google-ads/answer/7337243?hl=ja
※実際にはGoogle広告のアカウント登録が必要なため、ヘルプリンクを記載します

Google広告アカウントを発行することで、すべての方が利用できる検索ボリューム確認ツールです。広告費の使用/未使用によってデータの精度が若干変化しますが、広告費未使用の範囲でも十分実用可能です。

▼広告費未使用アカウントの場合

▼広告費使用アカウントの場合

まとめ

リスティング広告は歴史がある媒体にも関わらず、現在も最も利用シーンが多い広告媒体ですが、もちろんリスティング広告にも向き不向きがあります。無思考で「まずはリスティング広告」ではなく、自社の状況と広告の目的を把握し、知名度を高めるフェーズなのか、それとも刈り取りを強めるフェーズなのかを検討し媒体選定するのがおすすめです。