Instagram広告のクリック単価改善に向けて注目すべき3つのポイント
Instagram広告には入札戦略がいくつかありますが、クリック単価を抑えたい場合には最小単価の入札戦略で、予算内でより多くの獲得が得られるようにFacebookが自動で入札をかける方法を使用するのが最適だと思います。
1. 3つのポイント
(1) オーディエンス母数と予算のバランスを確認
かけられる予算に対してのオーディエンス母数が広いと、意図していないユーザーへ配信を行ったり、無駄なクリックを生んで費用のみが消化されたりします。そのため入稿の段階から、画面右側に出てくるオーディエンス部分を確認する必要があります。
予算との兼ね合いを意識しつつターゲットを広げたり絞ったりしてみましょう。
ただし、少額予算の際にターゲットを絞り込みすぎると必然的にターゲットの競合性が高まり、CPC(クリック単価)やCPM(インプレッション単価)が高騰してしまう可能性があるので注意が必要です。
(2) ストーリーズとフィードのクリエイティブを分ける
Instagram広告は広告セットの段階から配信面を分けることが可能ですが、この段階からストーリーズとフィードを分ける必要はありません。
しかし、表示面にあった画像サイズを用意することでクリック率が上昇し、クリック単価改善に繋がる可能性が高まります。
出来る限りストーリーズ用(9:16)とフィード用(1:1)のクリエイティブを用意してみましょう。
(3) クリエイティブの見直し
上記の変更を行ってもあまりクリック単価改善がされない場合には、クリエイティブの見直し・変更が必要になるかもしれません。
Instagramにはメディアの中に20%以上テキストをいれてはいけないというルールがあり、広告画像を用意する時は注意が必要ですが、情報の詰め込みすぎは逆効果となります。
✓画像がコラージュされていないか
✓画像の中に人物が多数人映っていないか
✓画像内のテキスト量は適切か
画像内が乱雑になると、視認性が低くなりクリック率低下・クリック単価上昇する結果となりかねません。
クリエイティブの製作費がかかる場合もあると思いますが、クリエイティブによって成績が変わるケースも多いので、中々成果が見られない際には見直すことをおすすめします。
2. 広告の品質ランキング
長期的な配信を行う際には、広告の品質ランキングも意識すると更なる成績の改善が期待できます。
あくまでも指標の一つですが、Instagram広告では品質ランキング(広告関連度診断)というものが確認でき、広告とLP(ランディングページ)の関連度が定期的に診断され、
・平均以上
・平均
・平均以下(広告の下位35%)
・平均以下(広告の下位20%)
・平均以下 (広告の下位10%)
の5つで表示されます。
参考:https://www.facebook.com/business/help/303639570334185
長期的に配信を行って行く場合には、広告とLPの関連度をあげて、同じターゲットに配信している競合との競争を有利に進めることが可能になります。
改善すべきポイントの判断基準として、参考にしてみてはいかがでしょうか?
3. まとめ
クリック単価改善の際に注目すべき3つのポイントをあげましたが、すぐに確認できるポイントもありますので、配信の際は確認してみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただきありがとうございました。