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バナーVS動画!?最近のWeb広告事情

Web広告だけで配信をした場合と動画広告を加えた場合で、実際にどのような違いが出るのでしょうか。広告媒体の動向や、弊社の実績を元に、動画クリエイティブの効果についてご紹介します。

Instagramの「リール動画」の利用時間が伸びている

すでに一般ユーザー視点でも実感されている方も多いと思いますが、Instagramの調査では、すでに「フィード」投稿よりも「ストーリー」や「リール動画」の閲覧時間がアプリ利用時間の50%以上を占めており、フィード面だけでは接触できないユーザーが増えています。

その他にも動画広告を追加することによって成果改善されたことを示すデータがMeta社より発表されています。

静止画だけの広告よりも静止画+動画のフォーマットのほうがパフォーマンスが高いことを示すデータです。

とくに消費財製品の場合においては、約80%の場合において、商品購入率が上昇した結果が得られています。

Instagramでは音声付きの縦型リール動画も有効で、特にクリック率やThruPlay(15秒の視聴完了率)が大きく上昇しています。

弊社の動画バナー追加による改善実績

同じ広告アカウントで、静止画のみの場合と、静止画+動画バナーでの配信で配信結果にどのような違いが生まれたのかについて実際のデータを元にご説明します。

コンバージョン獲得目的のMeta広告において、広告バナーに動画を加えたことで、クリック率やCV率がどちらも向上し、CPAが改善された事例です。クリック単価は上昇しましたが、動画で商材理解を深めたことで、CV率が高まり、CPAの改善に繋がりました。

▼静止画バナーのみの場合

表示回数クリック数クリック率クリック単価費用CVCVCPA視聴率視聴数視聴単価
300,0001,2000.40%¥250¥300,000121.00%¥25,000   

▼静止画+動画バナーの場合

表示回数クリック数クリック率クリック単価費用CVCVCPA視聴率視聴数視聴単価
188,0881,0340.55%¥290¥300,000161.50%¥19,33319.94%37,500¥8.00

【広告運用者の推察】なぜ、動画広告を追加することで成果が改善されるのか?

ここまで、Meta社の調査データや実際の広告運用実績を元に、定量的なデータを元にご説明してきましたが、なぜ、デジタル広告において、動画バナーを追加することで成果が改善されるのでしょうか?筆者の考える理由としては3つのポイントがあると考えます。

動画は「情報量が豊富」

静止画の場合は、カルーセルなど複数枚に展開することができますが、いずれにしても「キャッチコピー+1メッセージ」程度に情報量を抑える必要があります。1枚の静止画に情報量を詰め込み過ぎると、逆に伝わりづらい広告になってしまいます。

一方で動画の場合は、静止画が1シーンに切り取りであるのに対して、複数のシーンを組み合わせて見せられます。15秒であれば、3~5シーンを見せることができます。

特にB2Bの商材など1メッセージで内容のすべてを伝えにくい商材・サービスの場合には特に動画を通じて情報量を多く見せたほうが商材の理解に繋がります。

動画の配信面に新たにアプローチできる

先述のとおり、最近では、Meta広告でも「フィードを見ない層」が増えており、静止画広告だけでは、「リール動画」「ストーリー広告」のユーザーに広告接触がしにくくなります。(厳密には、静止画でもリール動画などに掲載できますが、リール動画上に静止画が出ると違和感が出やすい)

動画広告を追加するだけで、リーチできる層が広がり、これまで接触できなかったユーザーのサイト流入を得ることができます。

ストーリーテリングの可能性

静止画の広告では、あくまでも製品やサービスの機能や事実に基づいた情報といった表現に限定されますが、動画広告の場合は、上記の限りではなく、ストーリーテリングを通じて体験や感情を動かす訴求が可能です。

動画広告のストーリーを通じて、見る人の共感を呼び、感情を動かせるポテンシャルがあります。また、こういった動画は見る人の記憶にも残りやすく、間接的にブランドの魅力を伝えることで、ブランド理解も深められます。

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