動画広告を始めるときに事前に準備しておくべきもの
近年では通信環境の改善やYouTubeの台頭などあり動画広告の市場が拡大しつつあります。今回の記事では、初めて動画広告を始めるときに何を用意すべきかについて、媒体ごとにご紹介します。
動画広告が配信可能な媒体
動画広告と聞くと「YouTube」や「TikTok」を思い浮かべる方も多いと思いますが、実は多くのディスプレイ広告媒体やSNS広告で動画広告の配信が可能となっています。代表的なものは以下のとおりです。
ディスプレイ広告
・Googleディスプレイ広告(アウトストリーム)
・Googleディスプレイ広告(Googleファインド広告)
・Yahooディスプレイ広告(YDA動画)
・Yahooブランドパネル広告(YDAブラパネ動画)
ディスプレイ広告では画像バナー形式だけでなく、ほとんどのフォーマットに動画広告も用意されています。ただし、動画バナーの場合は閲覧のみでスルーしてしまうユーザーが多くクリック率が静止画よりも低くなるケースがあることに注意が必要です。
SNS広告
・Twitter動画
・Facebook/Instagram動画
・LINE動画広告
・TikTok広告(動画のみ)
・LinkedIn動画広告
SNS広告でもほとんどの媒体で動画フォーマットが用意されています。
動画媒体
YouTube広告
YouTube広告の中でも様々な配信メニューが用意されています。
・スキップ可能なインストリーム広告
・スキップ不可のインストリーム広告
・バンパー広告
・ディスカバリー広告
・動画アクションキャンペーン
動画の秒数や目的に応じてメニューを選択することで、チャンネル登録者獲得やコンバージョンアクション(問い合わせや購入)にも用いることができます。
各媒体ごとで準備が必要なものリスト
続いて配信を始めるにあたって必要なものをリスト化してご紹介します。
今回の記事では主要媒体のみピックアップします。
YouTube広告(インストリーム広告)
・YouTube動画URL(URL形式での入稿)
・広告見出し(半角15文字以内)
・行動を促すフレーズ(半角10文字以内)
・遷移先URL
Googleディスプレイ広告(アウトストリーム)
・YouTube動画URL(URL形式での入稿)
・サムネイル(動画から自動抽出可能)
・広告見出し(半角80文字以内)
・説明文(半角100文字以内)
・行動を促すフレーズ(半角15文字以内)
・ロゴ画像
・遷移先URL
Yahooディスプレイ広告(レスポンシブ動画)
・動画ファイル(16:9もしくは1:1、最大200MB)
・タイトル(全角20文字以内)
・説明文(全角90文字以内)
・最終リンク先URL
・主体者表記
Twitter動画広告
・ツイート本文(140文字以内)
・動画ファイル(16:9 or 1:1、1GM以内、2分20秒以内、推奨15秒)
・ツイート見出し(70文字以内)
Instagram動画
・説明文(2,200文字以内)
・動画ファイル(60分以内、250MB以内、1:1 or 1.91:1 or 4:5)
・リンク先URL
Facebook動画
・動画ファイル(250分以内、4GB以内、4:5 or 1.91:1 or 16:9 or 1:1 or 9:16 or 2:3)
・メインテキスト(推奨:125文字以内)
・リンク先URL
まとめ
動画広告の場合、動画の素材さえ準備があれば、動画のアスペクト比率も柔軟に対応できる媒体が多く、テキスト領域もそこまで重視されないため始めやすい手法です。
また、最近ではPremier Proのようなプロ向けツールだけでなく、Video Brain をはじめ、ビジネス用途の簡易動画編集ソフトも増えているので、動画制作の敷居も下がってきています。
テレビCMや交通広告などで使用したことのある動画素材をお持ちの場合や動画プロモーションを始めたい場合は、ぜひ一度Web広告でも一緒に配信することをおすすめします。