NISSIN(日辰広告株式会社) NISSIN(日辰広告株式会社)

Tips

松山

リスティング広告

【事例つき】リスティング広告の配信キーワードの考え方をご紹介

リスティング広告は、ユーザーが検索した検索語句に関連した広告を検索結果の上位に表示させる広告配信手法です。ユーザーが自発的にキーワードを検索してリサーチいるため、興味・関心が高いユーザーに対して広告を配信できることが大きな特徴です。

リスティング広告を出稿するうえで、重要なことの一つとして「キーワードの設定」が挙げられます。自社商材の特長とユーザーが求めるニーズを明確に理解して、キーワードを設定しないと、無駄なクリックが増え、広告費が無駄になってしまう可能性があるからです。

今回は、リスティング広告を実施するで重要な「キーワード設定」の考え方を手順に沿って、ご紹介します。

1.事前分析

①自社商品の分析

まず、最初に広告を出す前に、自社の商材を理解することが重要です。改めて自社商材の強み・弱みを明確にすることで新しい特長を発見することもあります。以下のような項目に沿って考えることで、商材の強み、弱みを把握しましょう。

・ターゲットは誰か(年齢、性別、趣味趣向、住んでいる地域、職種など)

・ターゲットはどういった悩み・欲求を持っているか

・商材の価格帯はいくらか

・どこに配信したいか(エリア)

・いつ商材は使われるか(時間、季節など)

運用代理店の場合は、事前にクライアントの商材を詳細にヒアリングしましょう。

②競合商品の分析

次に競合会社を分析しましょう。自社商材と比較し、自社の商品の強み・弱みを客観的に理解することができます。競合のサイト、Web上の口コミやSNSでの反応などを参考にすることで、自社商材の分析だけでは気づかなかった自社の強みを発見することもあります。

2.キーワードの登録

①軸となるキーワードを決める

自社商品と競合を分析が終わったら、次に軸となるキーワードを決めます。商材名やブランド名はもちろんのこと、類似の商材名や言い換え表現などもある可能性があるので、Webで調べて漏れなく入れるようにしましょう。また、作成したキーワードは一度、スプレッドシートなどでまとめておくことがおすすめです。

【ホテルビュッフェの予約の場合】

【その他の例】 

・腕時計 カシオ OMEGA 

・予備校 学習塾 河合塾 東進ハイスクール 

・スニーカー シューズ ナイキ アディダス 

②かけ合わせるキーワードを決める

軸となるキーワードに掛け合わせるキーワードを探していきます。想定しているターゲットやユーザーのニーズ、エリアなどキーワードは様々です。Googleが提供しているキーワードプランナーやラッコキーワードのようなサジェストツールを使ったり、Yahooの知恵袋などを参考にしたりして、ユーザーが普段の検索でどのようなキーワードを使っているのかを知ることが重要です。

【腕時計】 「おすすめ プレゼント カップル 安い」 

【予備校】 「梅田 合格実績 早稲田 浪人」 

【スニーカー】 「通販 メンズ 人気 30代」

3.キーワード選定するうえでの注意点

①検索ボリュームがあるか?

そもそもユーザーが検索しないキーワードでは広告の表示がで
きません。Googleキーワードプランナーを使用して、キーワード
の検索回数の見積もりを行います。

②見込みの高さはどれくらいか?

初めてリスティング広告を実施する場合は、予算を多くかけられないケースも考えられます。そのような場合は、興味・関心レベルの高いユーザーに広告を配信できるよう、指名系キーワードや「商品名+購入」のようなキーワードを優先的に登録しましょう。また、キーワード登録の際は、エクセルやスプレッドシートなどで「比較検討段階」「購入申し込み段階」、「指名系」「競合名」などでキーワード群を整理しておくと、後に管理しやすいのでおすすめです。

③クリック単価の相場はいくらか?

Googleキーワードプランナーで、そのキーワードのおおよそのクリック単価を確認し競合性が高いか低いか判断します。配信するのが妥当なのか検討し
ます。競合性が高くても、自社が強いキーワードであれば、あえて配信する場合もあります。

まとめ

今回はキーワードの選定についてご紹介しました。

キーワードは配信中に追加・除外できるので、必ずしも厳密に登録しすぎる必要はありませんが、今回ご紹介した流れに沿うことで、キーワード追加するか、除外するかを考えるときの判断軸ができます。

類似になるキーワードを探したり、マッチタイプを決めるのは初めは難しいかもしれません。もし、キーワード設定の段階で迷われた場合は、弊社でサポートすることも可能ですので、ご気軽にご連絡いただけばと思います。

最後までご拝読ありがとうございました。