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【メディア選定】大学生におすすめの広告媒体8選

学生向けのアルバイトや新卒求人、商品サービスのPRなど、ピンポイントにプロモーションをするのが大学生向け広告です。以前はダイレクトに大学内でのプロモーションを仕掛けることや、マスメディアでの広告も多くみられました。しかし今の大学生はデジタルネイティブな世代といわれており、ネットやSNSを利用することが多くなりました。さらに、コロナ禍で大学に登校する機会も減っていることもあり、Web広告の活用が重要になっています。今回は大学生向けのおすすめ広告媒体についてご紹介します。

1.大学生の実態について

まずは日本国内における大学生の実態についてご紹介します。

(1)大学生の市場規模

旺文社教育情報センターの調査によると、2020年の大学学部学生数は過去最多の262万4000人となっています。女子学生も過去最多の人数・割合になっています。エリアで見ると首都圏が40.6%を占めています。

(2)大学生の特徴

大学生は「デジタルネイティブ」「ミレニアム世代」「Z世代」などと呼ばれ、幼いころからインターネットを使用し、自然に情報収集を行ってきました。特にミレニアム世代はブランドとの親和性が強く、商品だけではなくその背景にあるブランドの社会貢献度等にも気を配り、一度信頼したブランドから長期的に購入を続ける傾向にあります。

さらに、近年の世界情勢から就職活動に向けて不安を抱いている傾向が強く、TwitterなどのSNSやGoogle検索を使用した情報収集を頻繁に行っています。

(3)大学生の情報収集について

大学生はインターネットを日常的に使用して、情報収集を行っています。TwitterやInstagramを活用してサービスの情報を知り、購入に至ることが多いのも特徴です。また、広告色の強い情報よりも口コミなどのリアルな声を重視することから、SNSの投稿やブログなどから情報を積極的に得る傾向があります。

単なる商品の情報を届けるだけの広告は敬遠されることも多いため、背景やストーリー、その商品を通してどのような経験ができるのかなども絡めて訴求することが大切です。

2.大学生におすすめの広告媒体

ここでは大学生向けの広告媒体をご紹介します。商材や目的に応じて適した媒体を見つけていきましょう。

(1)大学内でのデジタルサイネージ広告

大学内に設置されたデジタルサイネージ広告は、指定したエリアや大学の学生へのピンポイントなアプローチが可能で、就活イベントや企業の認知度の向上に効果的です。ただし、全ての大学に設置されているわけではないので注意が必要です。

例えば広告費の例として、国立・鹿児島大学の場合、1ヶ月15,000円での掲載が可能です。国立か私立、地域や学生数などで大学ごとに料金が変わります。また、特に最近はオンライン授業の普及から大学への登校自体も少なくなっています。情勢次第では広い情報の訴求が難しい媒体とも言えるでしょう。

(2)大学内でのチラシ配布

大学内に設置されているラックにチラシを設置する方法もあります。大学生に向けてダイレクトに情報を届けられることが特徴です。こちらも大学へ登校する学生の数によってアプローチできる数が変わります。広告費については、関東の大学向けの設置業者の場合、1ヶ月1枠5,000円台~広告が設置できます。制作費は別途かかります。ラックに設置されているため全ての学生の手元には届かない可能性があります。

(3)Web広告(認知向け)

Web広告はデジタルネイティブである大学生に訴求しやすい媒体のひとつです。また、授業のオンライン化における影響も少ないことが魅力と言えるでしょう。ここでは大学生向けのWeb広告のおすすめをご紹介します。

①Twitter

皆さんもよくご存じのTwitterは、10代や20代の約70%が利用するSNSです。
大学生も多く利用しており、自らアカウントを作って学校や共通の趣味を持つ友人との交流をしたり、リアルタイムの情報を収集したりするのに使用されています。就活やビジネス系の発信も多く、大学生向けにおすすめの広告媒体です。

Twitterの機能の一つであるリツイートは情報の拡散に優れており、ユーザーはボタン一つで操作を行うことができます。リツイートでの拡散はユーザー一人ひとりが行うアクションであるためコストも掛からず、投稿が広く伝われば費用対効果の高い広告媒体になります。

さらに、Twitter広告はフォロワーやユーザーの興味関心などの情報から精度の高いターゲティング設定ができることが強みです。大学生の場合は、年齢や位置情報を元にした地域の設定、利用履歴や発信の内容からターゲティングすることができます。

さらにはTwitterでの発信の特徴として、「頑張る」「忙しい」「嬉しい」などの感情表現をしやすいことも挙げられます。大学生が就職について考える時には、検索エンジンで「就職 安定」などと入力するかもしれません。Twitterではその検索に至る前段階の潜在的な感情を表現していることも多くあります。

そのため、Twitterでのキーワードターゲティングの場合は感情表現や口語的なワードも意識するのもポイントです。

他にも、Twitterでは大学生同士のコミュニケーションが取られていることも多く、その中で授業や就活に関する略語や専門用語などの共通言語を使っていることもあります。面接でよく聞かれる、学生時代に力を入れたことの略である「ガクチカ」や、内定が無いことを表す「NNT」といった用語が流行っています。

このような特定のキーワードを見つけ設定することで、大学生にピンポイントにアプローチすることも効果的です。担当者を確保できるのであれば自社のアカウントを作成し、積極的に自社のことを発信するなど、コミュニケーションを取る方法も検討してみましょう。

アカウントの事例として関西電力グループの新卒採用(@KANDEN_saiyo)やサイバーエージェント新卒エンジニア採用(@ca_tec_des)などがあります。

②YouTube広告

YouTubeは特に10代〜20代の情報収集に活用されている、動画共有サービスを代表するメディアです。
日常的に利用するユーザーも多く、閲覧履歴などからターゲティングして適した広告出稿ができることが魅力です。大学生はふだんから動画を見慣れている世代でもあり自然な流れで視覚や聴覚で情報を受け取ってもらえるため、主に認知向けの広告として活用するのがおすすめです。

YouTubeのターゲティングについては、大学生の場合「18〜24歳」という年齢設定をしたり、詳細なユーザー属性で「大学生」という項目を選んだりしてより確実な大学生へのアプローチが可能となります。就職イベントや就活対策セミナーなどの大学生向けのイベント告知時には特におすすめです。

さらに、特定のチャンネルでの広告設定もできます。例えば、就活系の人気チャンネルでは、内定を目指すための情報発信をしている「内定チャンネル」やFランクの大学から外資系企業の幹部に昇格したYoutuberでその経験を元に就活生へアドバイスしている「Utsuさん」などがあります。

このような動画を投稿しているYouTuberへ自身のチャンネル内でサービスを紹介してもらうといった広告手法もあります。特に生の口コミを重視する大学生へのアプローチとしては効果的なので、そのYouTuberがどのような層に支持されているのかを事前にリサーチし、ターゲットと合致した人物へ依頼するといいでしょう。

③TikTok広告

中高校生など若年層を中心に盛り上がっている「TikTok(ティックトック)」は、大学生の利用者も多いSNSです。

情報収集よりは動画を楽しむという使い方がメジャーですが、広告が自然に見られやすいという特徴があるため、就活向け企業のブランディング広告や学生から支持を集めたい新商品のプロモーションなど、目的に合わせて幅広く活用できるメディアです。

ターゲティングでは年齢や興味関心などがありますが、日本以外にも海外の国を設定することもできるため、海外の留学生や外国人学生向けのアプローチも可能です。企業のグローバルな人材確保などで活用することができるでしょう。

広告を作る際には、TikTokの特性を活かしたユニークな動画やメッセージ性の強い内容のものを作ることがおすすめです。

(4)Web広告(獲得向け)

次に、アクション喚起向けの広告媒体をご紹介します。

①instagram

「好きと欲しいを作り出す」プラットフォームとして活用されているInstagramは女子学生に特に人気のあるSNSです。総務省情報通信政策研究所の調査(令和元年版)によると、10代の利用率が最も高く64.0%、次いで20代が63.4%と、大学生世代の利用が多いSNSとなっています。コスメやファッション、ライフスタイルなど女子大学生向けの商材を扱う企業の広告に特におすすめです。

元々はフォトジェニックな画像を投稿したり見たりして楽しむようなSNSでしたが、今では特定ジャンルにおける情報発信のアカウントが増え、さらに運営するショップの販売用のシステムもリリースされており、商材の購買に繋がりやすい媒体となりました。広告については、ユーザーの投稿と同じ形式で表示されるインフィード広告であるため広告色が薄く、不快感を感じにくい、という特徴があります。

広告作成時は、写真や動画のクオリティが高い広告を作ることを意識することや、キャプションに記載するハッシュタグの選定もポイントです。

大学生へのターゲティングでは、年齢や興味・関心以外に居住地をターゲティングすることもできるため、地元企業のPRやイベント告知など狭域でのプロモーションにもおすすめです。すでに顧客データを持っている場合はリマーケティング機能を活用するのもいいでしょう。

②Google広告

検索エンジンの広告は、日本国内の検索エンジンにおけるおよそ75%のシェアを持つGoogleがおすすめです。

デジタルネイティブな大学生にとって、検索エンジンを使って必要な情報を検索する行為は日常的な習慣になっています。たとえば「企業研究」などの就職活動でも活用することが多いです。

Google広告では、ユーザーの検索・閲覧履歴から細かいターゲティングを行えるディスプレイ広告と、検索結果の上位に表示されるリスティング広告があり、どちらもユーザーニーズに沿った情報提供ができることが魅力です。

大学生をターゲティングする場合には、年齢について18〜24歳の分類があり、ユーザー属性でも「現役大学生」を選択することができます。このように年齢と属性を掛け合わせることでピンポイントにアプローチしましょう。

居住地については国単位から都道府県や一部地域での絞り込みもできるため、地元採用を目指す企業や、地域で開催する就活イベントなどの告知の際には重要な項目です。

広告はクリックされない限りは課金につながらない(クリック課金型広告)ため、比較的低予算で運用することも可能です。1,000円程度から発注することができ、必要な時に短期間の準備で出稿することも可能です。就活は学生にとっても企業にとってもタイミングが限られるイベントです。その観点からも反響を見ながら素早いPDCAを回すことができるおすすめの広告媒体です。

(5)Webメディアでの記事広告

学生向け就活サイトや情報発信サイトへの記事広告です。就活サイトでは楽天が運営する「みん就(みんなの就職活動日記)」や、大学生の好きを見つけることをテーマにした「ガクセイ基地」などがあります。ライフスタイル系のキュレーションサイトも人気です。サイトはそれぞれ特徴やユーザー層が異なる可能性があるため、ターゲットにあったメディアを選びましょう。

3.まとめ

大学生向けの広告は就活系から一般消費まで幅広く存在します。商材に応じて適した媒体の選定をすることが重要です。デジタルネイティブな大学生に向けてWeb広告を活用していきましょう。

参考リンク

旺文社教育情報センターの調査:
http://eic.obunsha.co.jp/pdf/educational_info/2020/0923_1.pdf

総務省情報通信政策研究所の調査(令和元年版):
https://www.soumu.go.jp/main_content/000708016.pdf

関西電力グループ 新卒採用【公式】:
https://twitter.com/KANDEN_saiyo

サイバーエージェント新卒エンジニア採用:
https://twitter.com/ca_tec_des

内定チャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UCNyyfaueYSnekYswF3d7qnw

Utsuさん:
https://www.youtube.com/channel/UC7LnadOwPEGqGnIuwVGfjow