「Facebookピクセルが何かわからない」「Facebookピクセルをどうやって活用したらいいかわからない」以上のような悩みを抱えていませんか？

FacebookピクセルはWebサイトや広告の効果を測定するためのツールですが、使い方がわからなかったり、活用方法がわからなかったりすると利用できません。この記事では、Facebookピクセルの作成方法や設定方法、活用法を解説します。

Facebookピクセルの使い方をマスターし、より効果的なビジネスを目指しましょう。

1. Facebookピクセルとは？

Facebookピクセルとは、Webサイトに設置するJavaScriptコードの一種です。Webサイトに設置しておくことで、そのWebサイトに訪れたユーザーが「どの広告を経由して訪れているのか」「どんなデバイスを使っているのか」などの情報が取得可能になります。さらに、訪れたユーザーに対してリターゲティング広告を配信できるようにもなります。

以上のことより、Facebookピクセルを利用すれば以下のような恩恵が受けられます。

・Facebook広告を最適化できる
・Webサイトの導線を最適化できる
・リターゲティングで売上を伸ばせる

FacebookピクセルはJavaScriptコードの一種ということで扱いが難しそうに見え、とても専門的な知識がないと利用できないと思われがちですが、やり方さえわかれば、誰にでも利用できるものとなっています。

2. Facebookピクセルの作成方法

Facebookピクセルを利用するには、まずコードを作成する必要があります、

Facebookピクセルの作成方法は、以下のとおりです。

1. Facebookのイベントマネージャにアクセス
2. 画面左側の「データソースをリンク」をクリック
3. 表示タブの「ウェブ」を選択してリンク
4. 識別しやすいピクセルの名前を作成
5. WebサイトのURLを入力

ここで一旦、Facebookピクセルの作成が完了した状態になりました。

ここからは、Facebookピクセルのコードを発行していきます。

1. 画面右側から「データソース」をクリック
2. 任意のピクセルを選択する
3. 「ピクセルの設定を続行」をクリック
4. 「コードを手動でインストール」をクリック

すると、「ベースコードをコピー」という部分にコードが表示されているはずです。これがあなたのFacebookピクセルとなります。

3. Facebookピクセルの設置方法

Facebookピクセルを作成したら、今度は実際に設置していきましょう。ここではFacebookピクセルの設置方法と、正常に設置されたかを確認する方法を解説します。

手順を読みながら、一緒に操作してみましょう。

(1). Facebookピクセルの設置手順

Facebookピクセルを設定する手順は、以下のとおりです。

1. 「コードをコピー」をクリックする
2. Webサイトのすべてのページに貼り付ける

貼り付ける場所は、</head>の上がいいでしょう。</head>はWebサイトの上部にあります。

もし見つけられない場合は、使っているPCがWindowsなら「Ctrl+F」で、Macなら「command+F」で画面内検索ができますので、そちらを活用してみてください。どうしても</head>が見つけられなかったり、コードを自分でいじるのが怖かったりする場合は、開発担当者や、コーディングに詳しい人に頼むといいでしょう。

(2). Facebookピクセルの設置確認方法

Facebookピクセルがしっかりと設置されているか確認する方法は、3つあります。

1. データソースの概要からチェックする
2. テストイベントからチェックする
3. Facebookピクセルヘルパーからチェックする

データソースの概要からチェックするには、イベントマネージャにアクセスし、画面左側から「データソース」をクリックして遷移してください。設置されていれば、緑色のライトと一緒に「アクティブ」と表示されます。

加えて、概要の隣にある「テストイベント」をクリックして、WebサイトのURLを入力して「このウェブサイトを開く」をクリックしても、設置の確認が可能です。

Google Chromeの拡張機能である「Facebookピクセルヘルパー」を利用してWebサイトを開くことでも確認することができます。

4.  Facebookピクセルを利用したコンバージョン計測方法

Facebookピクセルを利用したコンバージョン計測方法は、以下のとおりです。

1. Facebook広告マネージャにアクセス
2. 画面右上の「列」をクリック
3. 表示メニューから「列をカスタマイズ」をクリック
4. コンバージョンのなかから得たいデータをチェック
5. タブ左下の「プリセットとして保存」にチェック
6. タブ右下の「実行」をクリック

広告でどれくらいコンバージョンしたかというのは、ビジネスにおいてとても大切な指標です。

そもそも広告からWebサイトに遷移していないのなら広告を見直すべきですし、なかなかコンバージョンしないのであればWebサイトを見直すべきかもしれません。コンバージョンを計測して、分析し、ビジネスに役立てましょう。

5.Facebookピクセルを利用する際の注意点

Facebookピクセルを利用する際には、以下の3つに注意すべきです。

・コーディングに関しての知識が必要である
・1ページに2個以上のコードを設置してはいけない
・測定数値を適切に理解する必要がある

注意点を意識して、Facebookピクセルを利用してください。

(1). コーディングに関しての知識が必要である

Facebookピクセルを利用するなら、コーディングに関する知識があるといいでしょう。もちろん、記事で紹介した手順でFacebookピクセルを設置すれば、コーディング未経験だとしても問題なくFacebookピクセルを設置できます。しかし、なんらかの問題が発生した場合や、Facebookピクセルを貼り付ける際にコードをいじってしまう可能性を考えると、コーディングに知識がある人に任せるのがベストです。自分でもHTMLとJavaScriptの知識をつけておくようにしましょう。

(2). 1ページに2個以上のコードを設置してはいけない

間違っても、1ページに2個以上のコードを設置しないようにしましょう。1ページに複数のコードを設置していると、1階のコンバージョンに対してFacebookピクセルが重複してカウントしてしまうことによって、正確なデータ計測ができなくなります。正確なデータ計測ができなくなると、画面上の計測値と売上に差が生まれたり、ビジネスにおける改善点が見つかりにくくなったりしてしまうのです。

さらに、Facebook広告の最適化にも関わります。特にショートカットキーを使って貼り付ける場合には、誤って2回貼り付けてしまう場合がありますので、Facebookピクセルを貼るときは細心の注意を払うようにしましょう。

(3). 測定数値を適切に理解する必要がある

どれだけFacebookピクセルを使って数値を計測していても、その測定数値を適切に理解できていないと、数値をビジネスに活かせません。Facebookピクセルを利用するなら、測定数値を適切に理解する必要があるのです。

たとえば、広告のインプレッションはそこそこ高いのに、なぜかクリックされず、Webサイトを見てもらえないのであれば、広告の文言やクリエイティブを見直すべきであり、Webサイトを見直しても意味がありません。このように、数値を適切に理解して、どの部分を改善すれば数値が高まるのかを理解していないと、Facebookピクセルをいくら利用しても活用はできないでしょう。

まとめ

Facebookピクセルは、ビジネスにおいてとても重要な役割を果たします。うまく活用できるようになれば、Webサイトや広告の効果を正確に測定し、適切なテコ入れ施策を行うことによって、どんどんビジネスが効果的なものになっていくでしょう。最小限のリソースで、最大限の結果を導き出せるようになります。ぜひ、Facebookピクセルを活用して、より良いビジネスを作り上げましょう。

【参考URL】

・https://www.facebook.com/business/help/742478679120153?id=1205376682832142

・https://www.facebook.com/business/help/952192354843755?id=1205376682832142