【今日からできる】Googleリスティング広告でクリック率を改善する3つのチェックポイント
Googleリスティング広告を運用する中で「キーワード、広告文の追加」や「ターゲットの見直し」には取り組んだものの、他に改善するところはないか…と考えている方も多いかと思います。
そこで今回は、リスティング広告のクリック率を改善するうえで、チェックしておきたいポイントを3つご紹介します。
意外と見落としてしまいがちですが、クリック率を上げることが期待できるポイントなので、ぜひご参考にしていただければと思います。
1.除外キーワードの設定
除外キーワードの設定は、購入意欲の低いユーザーからのクリックを防ぎ、興味のある方のクリック率を改善する重要な手段です。
例えば、自社の自転車の販売促進でリスティング広告を実施している場合、「自転車 中古」、「自転車 廃棄」と調べている方に対して、リスティング広告を出しても最終的な購入に至る可能性は低いと考えられます。
ですので、自転車の販促をリスティング広告で実施しているならば、「自転車 画像」、「自転車 廃棄」、「自転車 レンタル」「自転車 防犯登録」のような購入見込みの低いキーワードを出来る限り洗い出して、除外しておきましょう。
また、除外キーワードを設定する際は、マッチタイプにも注意することが重要です。完全一致や、フレーズ一致での除外キーワードだと、設定した除外キーワードの類語に配信されてしまう場合もありますので注意しておきましょう。
例:「自転車 廃棄」を除外キーワードに登録する場合
①完全一致で除外する場合
「自転車 廃棄」→除外
「廃棄 自転車」→配信される
「自転車 廃棄 電動」→配信される
「自転車 廃棄したい」→配信される
②フレーズ一致で除外する場合
「自動車 廃棄」→除外
「廃棄 自転車」→配信される
「自転車 廃棄 電動」→除外
「自転車 廃棄したい」→配信される
③部分一致で除外する場合
「自動車 廃棄」→除外
「廃棄 自転車」→除外
「自転車 廃棄 電動」→除外
「自転車 廃棄したい」→除外
2.インプレッションシェア損失率(予算)の確認
次にご紹介するのは、インプレッションシェア損失率の対策により、クリック率を改善する方法です。
インプレッションシェア損失率(予算)とは、予算不足が原因でどれだけ広告を表示できなかったかを表す指標のことです。
例えば、インプレッションシェア損失率(予算)が20%だった場合、
予算不足が原因で、20%の広告配信の機会を逃しているということになります。
このような状況の場合、予算を引き上げることが望ましいですが、難しい場合は、ターゲットやキーワードの範囲を絞り、クリックする可能性が高いユーザーを優先して広告配信することがおすすめです。
上記のイメージ画像のように、インプレッションシェア損失率を確認して予算をあげることが難しい場合は、エリア、年齢層、性別などでターゲットを絞り、クリックする可能性が高いユーザーに優先して広告配信することで、クリック率の上昇を狙いましょう。
3.広告表示オプションの追加
広告表示オプションとは、広告文の下にユーザーにとって有益になるような情報を表示する機能です。
広告表示オプションを追加することで、ユーザーが一目で商品・サービスの情報を理解できたり、直接特定のページに誘導できるメリットがあります。
多くの情報を載せることで、ユーザーが「どういった商品・サービスなのか」
一目で理解できますので、できる限り設定することがおすすめです。
広告表示オプションには以下の種類があります。自社のサービスに適した表示オプションを追加してみましょう。
電話番号表示オプション | 会社の電話番号を表示できる |
サイトリンク表示オプション | 特定のページに誘導できる |
コールアウト表示オプション | 商品、サービスの詳細な説明を記載できる |
構造化スニペット表示オプション | 商品の詳細の説明を短い単語で表記できる |
価格表示オプション | 商品・サービスの価格を表示できる |
アプリリンク表示オプション | モバイルアプリのリンクを表示できる |
プロモーション表示オプション | セールやお買い得情報を追加表示できる |
リードフォーム表示オプション | 資料請求やお問い合わせに直接誘導できる |
画像表示オプション | 商品・サービスに関連した画像を表示できる |
なお、広告表示オプションは、クリックされた場合、通常の広告文と同様にクリックされた時点で料金が発生します。
(補足)リマーケティング機能の活用
ある程度リスティング広告を運用している場合、
予算を割いて、リマーケティングでの配信も検討してみてください。
リマーケティングとは、一度自社サイトに訪れたけど、最終的なCVには至らなかったユーザーに対して、別のサイトの広告表示欄にディスプレイ広告で配信する広告配信手法です。
ユーザーは一度、サイトに訪れているため、自社の商品・サービスに興味を持っている可能性が高く、通常のリマーケティング広告に比べて、CV率が高くなる傾向があります。
例えば、予算30万で運用している場合、
リスティング27万、ディスプレイ3万円が目安です。
さらにはディスプレイ広告のレスポンシブ配信の場合、画像と広告文さえあれば、Google側で自動的にバナーを作成してくれるので、手間も多くかからずにリマーケティングを実施することが可能です。
まとめ
リスティング広告の運用をする際のチェックしておきたい3つのポイントをご紹介しました。
すぐにチェックできるポイントですので、まだ確認していなかった場合、ぜひご参考にして、チェックしていただければと思います。また、CV獲得目的の配信だと、リマーケティング配信もおすすめですので、ぜひ一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。