Twitter広告で終了したあとの数値調整の仕組みを解説
Web広告では配信終了後にレポート作成→レポートの数値を元にご請求というフローを踏みますが、終了後に数値が変わっていて、「請求金額とレポート数値が違う….」ということがよく発生します。
特にTwitter広告ではそのズレが大きく、誤差のレベルではない場合もあります。今回の記事ではTwitter広告での金額などのズレの仕組みについてご紹介します。
なぜTwitter広告では配信終了後に数値が変わってしまうのか?
Web広告は、広告配信を終了しても、しばらくは広告が出続けている状態であり、特に1日に多くの金額を配信している場合は、翌日以降も広告のクリックが発生する可能性があります。
代表的な例を3つご紹介します。
タイムラインに表示された広告を翌日にクリックされた場合
特に日を跨ぐタイミングで発生しやすいですが、例えば以下のようなケースで翌日のクリックが発生します。
23:58 Twitter広告を表示
23:59 電車の乗り換えで一旦スマホを閉じる
24:02 再度スマホを開き、気になった広告をクリック
上記の場合、誤差の範囲ですが、終了時に確認した金額から翌日に配信金額やクリック数が増えることがあります。
無効なトラフィックが発生した場合
Twitter広告をはじめ、各種媒体ではアドフラウドを防ぐために、botによるアクセスなど広告主の利益につながらないトラフィックを自動的・主導的に判断し広告費の請求対象から除外する取り組みを行っています。
レポートや請求のタイミングは基本的に毎月月初に行うのに対して、広告費の請求対象から除外するタイミングは、その都度であるため、請求した後に請求から除外といったことが起こりえます。
弊社では翌月以降での配信金額の調整を行うことで、無効クリック分の追加配信を行っております。
デイリーレポートで数値管理している場合
代理店様やクライアント様との間でスプレッドシートなどを使ってデイリーで数値管理をしている場合も、最終的な金額がずれてしまいトラブルになることが多いです。
原因としては、上記2パターンのような日々のズレが積み重なって最終的に大きく金額や成果がずれてしまっていた…というケースが多いです。
対策として弊社では、デイリーで数値管理を行っている場合、配信終了後に全体的に数値をリフレッシュし、データを最新のものに更新してご報告しています。
また、終了後に全体数値をリフレッシュしても、最終ご報告資料の作成タイミングではさらにそこから数値が変わってしまうため、「配信終了後●営業日時点での数値」という取り決めを事前に行い数値定義の認識を合わせています。
事前の相互取り決めが大切
Twitter広告以外でも、Web広告上の数値がタイミングによってズレてしまうことは仕方のないことです。
そのうえで、運用会社がすべきことは、ズレてしまうことを前提としてコミュニケーションや事前の取り決めを行っておくことでしょう。
「ズレをなくす、ズレを最小限にする」ということは現実的ではないため、どのように相互の認識を合わせるか?という部分に注力しましょう。