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Tips

松山

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告の配信中の改善フロー

ディスプレイ広告は主にGoogle・Yahooの2種が主流となっており、弊社でも2媒体の運用を行っております。

ディスプレイ広告の配信中に思ったような成績が出ない場合には、様々な要因があり、その中の一つに外部的要因(季節性・マーケットシェアなど)もありますが、今回は課題別に解決方法をご紹介いたします。

配信目的の再確認

数値のみを見てすぐに良し悪しを判断するのではなく、今一度配信の目的をクリアにしましょう。
目的に合わせてどの指標を最優先とするかが異なるため、この部分をはっきりとさせることが重要です。

課題別の解決方法

具体的な解決方法を今回は3つご紹介いたします。

(1)CPC(クリック単価)が高い

前提として、ディスプレイ広告の平均CPC(クリック単価)は50円~100円といわれています。
こちらを踏まえたうえでCPC(クリック単価)が高い場合には、以下の方法が効く可能性があります。

①上限入札単価を下げる

即効性があり、簡単にCPC(クリック単価)を下げるためには上限入札単価を下げます。

しかし、オーディエンスの母数や予算によっては上限入札単価を下げることによって、広告の露出が減り、かえって悪化してしまうケースもあるため、慎重に行う必要があります。
この点は留意しながら調整をしてみてください。

②自動入札(入札戦略)の「クリック数の最大化」を使用する

「クリック数の最大化」を使用すると、CPC(クリック単価)が改善される傾向があります。
この入札戦略は、Google・Yahooどちらにもある自動入札になります。

一般的に広告のCTR(クリック率)が上がると、それにともなってCPC(クリック単価)が低くなります。

「クリック数の最大化」を使用すると、媒体側が機械学習で最適化を行ってくれるため、手動で細かく入札を調整するよりもパフォーマンスも向上しやすく、CTR(クリック率)の上昇によるCPC(クリック単価)の改善が期待できます。

③ターゲティングが狭すぎる場合は、少し緩める

設定しているターゲティングが狭すぎると、CPC(クリック単価)は高くなりがちです。

例えば、【年齢を20~30歳のみ、性別を女性のみに絞り、さらに興味関心や、キーワード、トピックなどを掛け合わせている】このような状態の場合、広告を出稿できる面が少なすぎる状態に陥ります。
その結果、1人の人に同じ広告を何度も出してしまい、CTR(クリック率)が減少し、CPC(クリック単価)の上昇につながることもあります。
また、少ない面を競合と取り合うことになるため、競り合ってCTR(クリック単価)が上昇してしまうことがあります。

ターゲティングを設定する際に、広告を出稿するのに十分なオーディエンスがあるかを必ず確認しましょう!

(2)CTR(クリック率)が低い

ディスプレイ広告の平均CTR(クリック率)は0.05%といわれています。
この指標を基準に確認してみてください。

①ターゲティングの見直し

広告を配信している商材とターゲティングがずれていると、興味や関心のない人へも配信されている状態となり、ユーザーが広告をスルーしてしまうため、クリック率も低下します。

今のターゲティングが適切か、広範囲になっていないかなど改めて見直してみましょう。

②クリエイティブの変更

ディスプレイ広告は、クリエイティブも成績を左右する要因となります。
ただ、製作費がかかる場合もあるので簡単に変えられないことも多いかと思います。
予算に余裕のある場合や長期配信・継続配信の場合は、A/Bテストを繰り返してターゲットや商材にあったクリエイティブを見つけましょう。

(3)消化金額が少ない

①入札単価が低い

先述した通り、ディスプレイ広告の平均CPC(クリック単価)は50円~100円といわれています。
しかし、競合が多いと想定していたCPC(クリック単価)よりも高いケースがあります。
その場合は、入札単価を少し上げて対応してみましょう。

②オーディエンスの確認

オーディエンスが足りていない場合もあります。
ターゲットを絞りすぎていると、かなり限定された人にしか配信されないためです。

絞ったオーディエンスを一度に大きく広げるのではなく、年齢・性別・地域など段階的に少しずつ広げてみましょう。
そうすることで、予算に合わせた広告配信が可能となります。

配信目的に合わせて柔軟に対応

今回、ディスプレイ広告の課題別の解決方法をご紹介いたしました。
原因は様々で、今回のご紹介に当てはまらないケースもあるかと思います。

しかし、今回の冒頭にも述べたように、まずは配信目的をクリアにし、目的に合わせた改善を探っていきましょう。