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Yahoo!リスティング広告(検索広告)の費用を解説

Yahoo!リスティング広告(検索広告)は、検索エンジンYahoo! JAPANの検索結果ページの上部や下部に表示される広告のことで、「広告」であることが記載されているものを指します。検索するという行為は、そのキーワードに対してタイムリーに興味関心を持っている可能性が高いので、成果につながりやすいといわれています。
今回はYahooリスティング広告の費用や相場、広告費を抑えるポイントなどについて解説します。

1.検索結果と連動する「リスティング広告」

検索エンジンに入力したキーワードに応じて、検索結果ページに表れる広告が「リスティング広告」です。Yahoo! JAPANでは現在、このタイプの広告を「検索広告」と呼んでいます。広告出稿時に登録したキーワードとユーザーが検索したキーワードが合えば広告が表示されるので、見込み客(いわゆるニーズ顕在層)に対してタイムリーにアプローチすることができ、購入や問合せといった成果につながる可能性が非常に高い広告手法です。

Googleの場合、iPhoneやAndroidなどスマートフォンで初期設定の検索エンジンとされているため、スマホユーザーのほとんどがGoogleを使用しています。また特に若い方の場合はGoogleを使用する場合が多くなっています。

それに対してYahooの場合は、インターネットが利用され始めた時期からYahooを利用してきた層が多く、中高年以上のユーザーが多いのが特徴なので、これらの特徴に応じてYahooやGoogleという2つの検索エンジンでのリスティング広告を検討してみるのも良いでしょう。

2.Yahoo!リスティング広告の料金の仕組み

Yahoo!リスティング広告の料金は、「クリック課金型」の「前払い式」です。まずはこれらの形式について解説していきます。

(1)クリックされてはじめて費用が発生する

Yahoo!リスティング広告は、広告がクリックされた分に対して料金がかかります。これがいわゆる「クリック課金」と呼ばれる料金システムです。広告を掲載し、ユーザーがクリックしてリンク先に遷移すると、はじめて広告掲載料が積算されます。

1クリックあたりの広告掲載料を「クリック単価」と呼び、広告を掲載したい検索ワードごとに広告主が自由に価格を決めて入札するオークション形式です。「オークション」という名の通り、検索数の多い人気キーワードには広告主も多く集まる傾向にあるので、クリック単価の相場は高くなり、多くの広告費が必要になります。 この入札が広告主を悩ませるポイントなのですが、Yahoo!ではキーワードごとのクリック単価の目安の情報を提供してくれます。

(2)前払いで、払いすぎることはない

Yahoo!の広告費は、広告主の任意で決めた金額を事前に支払う前払い方式です。クリックされた分だけ残高から引かれる仕組みで、自動更新もありません。 広告掲載料の上限を超えないので、「思いもよらない金額になった!」ということが起こらず安心です。

3.Yahoo!リスティング広告の費用の相場

印刷物やデジタルなど媒体を問わず、「広告を出す」といえば最低でも2ケタ万円もの高額をイメージするかもしれません。一般的なリスティング広告の費用の相場は月20〜30万円が目安といわれることが多いです。ですがこれは、インターネット広告の企画・運営を営む代理店がサービスの最低料金として30万円を示しているケースが多くあることが起因していると考えられます。

実際には、Yahoo!リスティング広告の掲載は1日数千円の少額からでもはじめられます。代理店を通さず、広告主自らガイダンスに沿って広告を出稿し運用することも可能です。

しかしリスティング広告の出稿がはじめてで要領がわからないという方や、自社でやってみたけど結果が出ないという方もいらっしゃると思います。商品・サービスの価格帯、企業規模などによって、そこまで費用をかけられないという場合もあるでしょう。
日辰広告のWEBプロモーションなら、小額のご予算のご相談にも柔軟にお応えしています。

4.Yahoo!リスティング広告の広告費の決め方

広告予算の決め方について代表的なものをご紹介します。

(1)定番の広告予算の方法で算出してみる

クリック課金型の広告のベーシックな予算の決め方には、下記のような定番の方法があります。

『広告予算=目標とする1件あたりの獲得単価(CPA)×目標獲得件数(コンバージョン)』 商品購入や会員登録などのコンバージョン1件に対してどれくらいの獲得単価がかかるかを想定して、広告予算の目安を算出する方法です。もちろん、状況によって予算設定も様々ですが、ひとつの目安になります。

(2)1日または1か月ごとの予算で決める

1日または1か月ごとにいくら広告費をかけるかを設定できます。

例えば、1日の上限を1,000円に設定した場合、クリック単価が100円ならクリックが10回に達した時点でその日の広告の掲載が終了します。ただしシステム上、1日の予算上限を超えて広告費がかかってしまうこともあります。これは予算の上限に届く直前に、たくさんのクリックを稼いでしまった時などに起こります。しかしこの現象が起こったとしても上限の2倍を超えることはなく、翌日以降の日の上限予算を抑えることで、全体の予算バランスを調整する仕組みになっているので安心です。

1か月ごとに10万円を投資する場合は、クリック単価が100円なら期間の途中でも1,000回クリックされた時点で予算を全て消化したことになり、広告の掲載は終了となります。

リスティング広告はクリックされた数だけ課金されるので、良いリアクションを得られる広告ほど予算上限に達しやすいというジレンマが起こることがあります。予算ありきで戦略を立てると、成果につながる機会を損失してしまうかもしれません。

そこで掲載期間中に予算の消化ペースに応じて予算を追加したり、広告の掲載のストップをしたりできます。残高があればいつでも再開することもできるので、「キャンペーン時期だけ」「週末のみ」の配信なども可能です。 こうした調整をきめ細かく行うことが、リスティング広告を成功させるためのポイントといわれています。

5.広告費を抑えるテクニック5選

Yahoo!リスティング広告には、広告費を抑えるためのコツがあります。まずはプレスタートとして数ヶ月テスト運用してみてから、動向を分析し下記のコツを試してみるといいでしょう。

(1)「対象外キーワード」を設定する

「対象外キーワード」とは、広告の内容や商品と関係のない特定の検索ワードを入力してきた人に対して、広告を出さないようにする設定です。

この設定がコストカットになる理由は、例えば、ヨガ教室が「ヨガ レッスン」というキーワードを部分一致で登録して広告を出稿している場合に、「ボクササイズ レッスン」「剣道 レッスン」など「レッスン」だけが一致して他のスポーツのを望む人たちにも広告が表示されてしまうことがあります。そんなターゲットが広告をクリックしたとしても、課金されるだけで成果につながりにくいことが推測されるからです。こうした無駄なクリックを減らすためにも、対象外とするキーワードを見定めて除外設定をするといいでしょう。

(2)成果の上がっているキーワードに絞る

プレスタート時にいくつかのキーワード候補を上げてテスト運用を行い、クリック率などを把握しながら比較的成果が見られるキーワードに絞って広告を継続すると、効果を得やすくなっていきます。

(3)品質インデックスを上げる

一般的にリスティング広告は、広告の品質が上がると広告の掲載順位も上がり、クリック単価が低くなる傾向にあります。Yahoo!リスティング広告においてこの「広告の品質」を知るには、「品質インデックス」が参考になります。キーワードごとに、広告の品質を1~10で評価してくれます。
上記2つのようにキーワードを除外したり成果の高いキーワードに絞ったりなどのコントロールを行うことで、広告の精度が上がり指標が高くなることがあります。
品質インデックスは広告管理ツールで確認することができるので、ぜひ意識してください。

(4)ターゲットを絞る

Yahoo!リスティング広告で絞り込めるターゲットは大きく分けて4種類あります。
「サイトリターゲティング」は登録したキーワードで検索している人の中でも、広告主のサイトへの訪問履歴がある人に絞って広告を表示します。「デバイスターゲティング」はPCやスマホなど特定のデバイスの入札価格を調整したり、配信するデバイスを絞ったりすることです。また、「地域ターゲティング」や「曜日・時間帯ターゲティング」といった特定の条件を絞り込むこともできます。
狙いを定めて効率的に成果を得るためにも、クリックの動向を分析してみましょう。

(5)「ターゲットリスト」を使ってみる

「ターゲットリスト」とは、過去に広告主のウェブサイトに訪問したユーザーやアプリ等で特定のアクションをしたユーザーなど、既に広告主に好意的な行動をしていると推察されるユーザーをターゲットとしてリスト化することです。このリストに含まれる人だけに配信先を絞ったり、配信先から除外したりできます。

まとめ 〜広告費は実際に運用する代理店と相談しましょう〜

Yahoo!リスティング広告は、ガイドに沿ってある程度簡単に広告を出稿することができますが、よりコスパの良い広告配信を継続するには、ある程度の専門知識が必要です。事業が存続する限り、ある程度の広告費は発生し続けますし、企業の成長によって必要な広告戦略も変わります。
そうしたインターネット広告の専門的な相談ができる代理店をパートナーとして見つけておくのは、長い目で見て重要です。

とはいえ、代理店が出してくるウェブマーケティング戦略への決裁を行うのは企業側です。代理店に丸投げするのではなく、広告主として効率的に広告の効果を得るための基礎知識は身につけておきましょう。ぜひ、参考にしてください。

参考サイト

日辰広告 リスティング広告運用
https://www.nissinko.com/lp_ppc

【広告業界用語】 リスティング広告とは?
https://www.adバイス.com/listingadglossary/

検索広告のご利用料金
https://promotionalads.yahoo.co.jp/service/sponsored-search/price/

お役立ち機能
https://promotionalads.yahoo.co.jp/service/sponsored-search/benefits/

対象外キーワードについて
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ss/articledetail?lan=ja&aid=977

検索広告のターゲティングはどんな種類がありますか?
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ss/articledetail?lan=ja&aid=48001

ターゲットリストとは
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/ydn/articledetail?lan=ja&aid=1401

【Webマーケター必見!!】Googleリスティング広告の費用の決め方

https://www.nissinko.com/tips/602/