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【これでもう迷わない!】はじめてのLINE広告の運用方法

「LINE」は家族や知人などとのコミュニケーションに活用するだけでなく、ショッピングや旅行などのさまざまな情報を得られるポータルサイトとして機能を拡大しています。このような流れから、LINEでの広告運用は最適なターゲットにリーチできる有効な手段になりました。 この記事では、LINE広告の具体的な運用方法やミスしやすい部分、注意したいポイントなどについてご紹介していきます。

1.LINE広告の概要

LINEに広告を出稿するためのプラットフォームを利用して、オンライン上で手軽に広告を運用することができます。トークリストの最上部のSmart Channelやタイムライン、LINE NEWS、LINE漫画など、LINEが提供するさまざまなサービスに広告を表示できます。

また、「LINE広告ネットワーク」という機能でLINEが提携する外部アプリメディアへの広告配信が可能になり、さらに多くの幅広いユーザーにも広告を届けられるようになりました。

2.LINE広告の審査について

Web広告は、基本的に自由に好きなところに好きなだけ配信できるわけではありません。各WebサイトやSNS媒体が定める審査を通過して、はじめてWeb広告が出稿できます。 LINE広告も同様で、審査にはLINE広告アカウントの開設から配信開始まで概ね10~15営業日かかります。

(1)審査の内訳

まず、広告アカウントの審査に5営業日を想定しています。加えて、配信したい広告画像の審査に3〜5営業日、バナーの審査(キャンペーンに登録するもの)に3〜5営業日必要になります。 また、下記の業種・業態、商品・サービスはLINEの規定によって掲載NGと定めているので、審査を通過するのは難しいと考えられます(2020年7月現在)。他にも、広告配信に関する禁止事項などが定められているので注意しましょう。

宗教関連生体販売
エステ(一部除く) 医療系、美容整形系、ホワイトニング、病院・クリニック、特定疾患の啓蒙サイト
ギャンブル関連、パチンコ等 (一部公営くじ除く)整骨院、接骨院、鍼灸院等
アダルト関連未承認医薬品・医療機器等
出会い系消費者金融(一部除く)
連鎖販売取引質屋
探偵業オークション、入札権購入型オークション
たばこ、電子タバコマッチングサイト(一部除く)
産経用品(避妊具、女性用体温計等) アフィリエイトサイト
武器全般、毒物劇物ネット関連ビジネス(情報商材、能力開発商材等)
政党ポイントサイト(ポイントサービスを主体としたサイト)
公益法人、 NPO/NGO 、社団法人(一部除く)弊社競合サービス(メッセンジャーアプリ、SNSアプリ、決済サービス等)
 その他弊社が不適合と判断した業種・業態、商品・サービス

3.計測タグと独自のオーディエンス作成について

LINE広告では、ターゲティングによる広告配信がデフォルトで用意されています。ですが実際にはLINE広告側で用意されているターゲティングだけでは絞り込みが甘く、特にコンバージョン(購入や、資料請求など)を狙った配信は効果を得にくいと考えられます。 そこで、自社のウェブサイトに「トラッキング(LINE Tag)」を設定し、独自に「オーディエンスを作成」して広告を配信することで、コンバージョンの向上を狙うことができます。

(1)計測タグで効果を測定

LINE広告の効果測定を行うには、トラッキング(LINE Tag)を計測したいページに埋め込みます。

Base code:全ページに貼り付ける独自オーディエンス作成用のタグ

Conversion:購入などのコンバージョン地点に貼り付ける、コンバージョン計測用タグ

それぞれ、以下のような管理画面から実際のコードを取得できます。「コピー」の緑のアイコンをクリックして、正確にコードをコピーしてください。

詳しい説明はこちら「LINE Tagを取得する

(2)「独自オーディエンスの作成」でターゲットを絞り込む

先ほどのLINE TagのコードをWebサイトに設置すると、自社が任意でターゲットを絞り込んだ「独自のオーディエンス」を作成することができます。 例えば、下記のようなターゲットの具体的な行動を設定してリストにできます。

カートページに来たけど購入しなかった人

サイトに3回以上訪問している人

長い時間Webサイトを閲覧している人

資料請求を完了した人

さらに上記のリストに対して、類似ユーザーを作成することもできます。こういった形で独自のリストを作成しておくことが、コンバージョン獲得においては重要です。

4.「開始日と終了日・予算設定」でスケジュールと予算を決める

LINE広告は、掲載期間とキャンペーンの上限予算をあらかじめ設定して配信します。「期間や予算をどれくらいにすればいいかわからない」といった広告配信ビギナーの場合には、試験的に小額・短期間からでも決定して広告を運用することが可能です。その費用対効果を基準として、本格的な広告運用を開始するといいでしょう。

(1)掲載期間(開始日および終了日)について

広告掲載の期間を事前に設定することができます。上記の管理画面のオレンジ色の文字で注意を促していますが、管理画面を操作している現在時刻から25時間以内に終了日を変更すると、正しく設定した期間に配信が終了しない可能性があります。終了時刻以降の費用も請求される場合があるのでご注意ください。広告投下直前ではなく、なるべく数日前までに設定しておくと安心です。

(2)キャンペーン上限予算について

キャンペーン上限予算は任意設定となっていますが、上限予算の設定は必ず行いましょう。「上限なし」を選択してしまうと際限なく広告が配信されてしまうため、それに伴い費用が嵩んでしまいます。 そして、上限予算の対象期間を「月単位」と「全期間」から選択します。定期的な施策や月ごとに予算を管理したい場合は「月単位」を、一時的な施策やキャンペーンの場合は「全期間」を選択し、運用・管理するのがおすすめです。

5.ターゲットを絞り込む「オーディエンス設定」

LINE広告では「推定オーディエンスサイズ」を確認できます。この推定オーディエンスサイズは、任意で設定した年齢・性別・地域・興味関心などのターゲット条件を前提に広告を配信した場合、最大でどのくらいの人に広告を配信できそうかを数値で表したものです。また、「1日の推定パフォーマンス」といって、リーチ数やクリック数の推定値も表示されます。 上記の左の画像のように推定値が表示されない場合は、「入力が必要な項目」に表示される項目を設定してください。

6.自動または手動で配信先を決める「広告の配信」

広告の配信先の決め方は、「自動配置」と「配信先を編集」から選べます。「自動配置(推奨)」にすると、LINE広告ネットワークに表示されます。自動なので手軽ですが、これはLINEの広告枠ではなく、LINEが提携している外部ウェブサイトの広告枠であることを理解しておきましょう。 LINEユーザー以外にもリーチを伸ばしたい場合は、自動配置でもよいでしょう。ですがLINEへの広告配信を念頭に出稿するなら、よほどの理由がない限りは自動配置を避けて手動で配信先を選ぶことをおすすめします。

7.「最適化と入札」で予算配分の落とし所を見つける

限られた予算をで広告配信の目的を最大化するために、入札単価の設定方法や戦略を決定していきます。

8.「入札単価の設定方法」について

「入札単価の設定方法」は、キャンペーンの目的に応じていくつかの項目から選択が可能です。基本的には「クリック数の最大化を目的に自動で設定」を選ぶと良いでしょう。

9.「課金方法」について

LINE広告の課金方式は2種類あります。最低出稿金額は設定されていないので、小額からでも予算に応じた運用が行えます。

クリック型課金広告をクリックし、リンク先のページに遷移すると課金する方式。 ユーザーが広告に興味を示し行動した分だけ料金が発生。
インプレッション型課金静止画や動画広告が100%表示された回数に伴い課金する方式。 表示が99%以下の場合は料金は発生しない。

10.「入札戦略」について

自動入札を行う際の指針を表したものが「入札戦略」です。目的に合わせた適切な入札戦略を選んで、広告効果の最大化を図りましょう。

単価の上限なしで1日の予算の消化を最大化予算消化を最優先したい場合におすすめ。 予定している1日に予算投下して広告枠を獲得するよう単価を調整
入札額の上限を設定クリック単価の上限がある場合におすすめ。 入札額が上限額を超えないよう効率的に調整
イベント単価の上限を設定目的のイベント(資料請求、購入獲得など)があり、過去に配信実績も多い場合におすすめ(目安:30日間で100イベント以上)。 1日の予算と単価のバランスを重視して調整

まとめ

家族や知人とのトークのやり取りだけではなく、ビジネスシーンでもLINEで会話する機会がある方は多いでしょう。それだけ日常生活に浸透しているコミュニケーションアプリを、自社商品・サービスのブランドイメージ発信の場として利用しない手はありません。LINE広告の運用のための注意点を知って、ぜひ自社のビジネスにも活かしてください。 なお、LINE広告のようなSNS媒体の広告の仕組みは進化の過程にあります。頻繁にアップデートが行われているので、常に最新の情報を確認してください。

もしLINE広告運用に関して、弊社のLINE広告運用サービスにご興味をお持ちの方は以下のサービスページもご覧いただけると有難いです。

<記事参考サイト>

https://www.linebiz.com/jp/

https://www.linebiz.com/jp/ebook/

(※「最適化と入札」の参考サイト)

https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20200319/

https://www.linebiz.com/jp/column/technique/20191024/