LINE広告の費用はいくらから?費用感の目安ご紹介
「LINE広告の費用について詳しく知りたい」と思ったことはありませんか?この記事では、LINE広告の概要や課金形態ごとの費用を紹介します。具体的な費用が分かるため、LINE広告導入の検討に役立ちます。また、適切な予算で運用できるため、広告の費用対効果もアップするでしょう。
しっかり理解し正しい知識を身につけ、LINE広告を有効的に運用してみてください。
1.LINE広告の概要
まずは「LINE広告」についてご紹介します。LINE広告とは、SNSである「LINE」に対して出稿できる広告です。多様な配信面とターゲティング機能が豊富であるため、それらを目的別に応じて使い分けることが可能になっています。
LINEは月間9000万人が利用する日本国内最大のSNSです。ユーザーの年齢層は15歳から50歳以上と幅広いだけでなく、利用者の居住地も日本全国で偏りなく分散しています。
このように多くの人に利用されているSNSであることから、LINE広告で広告を出稿すれば、国内において最大70%の人口にリーチすることができます。そのため、事業の規模を問わず、様々な企業が自社商品・サービスの宣伝に活用しています。
2.予算相場(1ヶ月単位)(最低出稿金額はない)
ここでは、1ヶ月あたりの予算相場について解説します。LINE広告の費用相場は月に30〜50万円程です。
初期費用はかからず、最低出稿金額も設定されていないため少額から運用することもできます。ちなみに以前までの最低出稿金額は100万円でした。
ただし、金額を設定する際に一つ念頭に置いておくべきことがあります。少額で出稿すると、広告が表示される機会が少なくなる可能性があるのです。その理由として、LINE広告で採用されている広告の運用形式が挙げられます。LINE広告はオークション形式となっており、競合が多ければ多いほど広告単価が上がる仕組みになっているのです。そのため低い単価で出すと他の広告に埋もれ、商品やサービスのPRにつながらないということが起こります。このオークション形式の採用が固定の最低出稿金額が存在しない理由にもなっています。
もしLINE広告で成果を出したい場合は、月30万円の予算で3ヶ月以上運用することをおすすめします。LINE広告は、配信面を選択できユーザーの絞り込みもできます。一度でベストな配信や絞り込みができれば良いのですが、初めから上手くはいきません。テストを重ね配信方法を最適化する必要があるため、上記の予算と実施期間が求められます。
3.課金形態ごとの相場目安(クリック課金、インプレッション課金、CPF配信)
ここでは課金形態ごとの相場を紹介します。LINE広告には3つの課金形態があります。具体的には、クリック課金、インプレッション課金、CPF配信です。これらについて、以下でひとつずつ詳しく解説します。
(1)「クリック課金方式」について
クリック課金とは、広告がクリックされた数に応じて課金される方式です。この場合の単価相場は、24〜200円程度となっています。出稿の条件によって単価が変わってきます。またこの方式では、CVRつまりコンバージョン率に注意して運用する必要があります。コンバージョン率が悪いと、費用対効果が悪化する恐れがあるのです。
(2)「インプレッション課金方式」について
インプレッション課金とは、広告が表示された回数に応じて課金される方式です。この課金方法で広告出稿した場合、単価相場は400〜650円程です。ただし、広告が1000回表示された場合の単価相場となっています。こちらの方式もクリック課金方式と同様に、出稿条件によって単価は変わります。
インプレッション課金は、広告が表示されただけで課金される仕組みになっています。そのため、クリック率が上がるよう、配信面やクリエイティブを確認する必要があります。
(3)「CPF配信(友だち追加課金)」について
CPF配信とは、LINE広告を通じてLINE公式アカウントの友だちを獲得する配信機能です。別名、友だち追加課金とも呼ばれます。この配信は、友だち追加されるたびに課金される仕組みになっています。
入札方法については、手動入札と自動入札の二つがあります。手動入札の場合、最低入札価格は50円からで、追加した友だち一人あたりの金額となります。最低日予算は、1円からです。また自動入札では、友だち一人追加あたりの最低入札価格は75円で、最低日予算は75円になります。
CPF配信による相場は、100〜400円程度です。
この配信機能のメリットは、濃い見込み客を集めやすいという点です。その理由として、公式アカウントを友だち追加したユーザーは広告主の商材に対して興味・関心を持ちやすいことが挙げられます。つまり、商材購入の行動を起こす可能性が高いということが言えます。
3.配信面ごとの相場
次に配信面ごとの相場を紹介します。「LINEアプリ面のみ」をはじめ、「オーディエンスネットワークを加えた場合」、「トークヘッドビュー」といった種類の配信面があります。
これら配信面における相場は、クリック単価20〜150円程度になります。ただし、配信面によって単価は変動します。
各配信面の単価の高さを順位付けすると、以下の通りになります。上から下にかけ、単価が低くなります。
1. LINEアプリ面のみ
2. オーディエンスネットワークを加えた場合
3. トークヘッドビュー
(1)トークヘッドビューの場合
配信面の一つ「トークヘッドビュー」を取り上げ、詳しく解説します。
トークヘッドビューとは、LINEトーク画面上部の「トークリスト面」に出稿できる広告です。国内で最大級のリーチ力を誇ります。また、静止画と動画を併用できるのがこの広告の特徴です。気になる費用ですが、1日あたり4000万円となります。
費用だけみると、かなり高額に感じるでしょう。しかし、トークヘッドビューであれば、1日でなんと5500万人のユーザーにリーチすることが可能です。ユーザー1人あたりの単価を計算すると、約0.7円となります。そのため、他の配信面による広告と比べ、低単価であることが分かります。
加えて「トークヘッドビューカスタム」というタイプの広告もあります。
この広告の特徴の一つは、広告出稿にかかる費用の安さです。最低出稿金額が200万円〜と、上記トークヘッドビューよりも利用しやすいことがわかります。配信期間も1日〜31日の間で自由に設定できるようになっています。
LINE広告管理画面からの出稿が可能であり、セグメント掛け合わせも通常の運用型メニューと同様に指定できるのが「トークヘッドビューカスタム」の魅力です。以上のように「トークヘッドビュー」と「トークヘッドビューカスタム」はそれぞれ特徴が異なります。そのため、目的によって最適な広告を選びましょう。
4.オーディエンスごとの相場
ここでは、オーディエンスごとの相場について解説します。
この配信については、リマケ配信、リマケ類似配信、興味関心配信、ブロード配信があります。配信面同様にクリック単価は20〜150円程となり、配信方法によって単価が変動します。
上記の配信面とオーディエンスを組み合わせると、単価相場は以下の通りとなります。上から下にかけ、単価が低くなります。
1. LINEアプリ面のみ(リタゲ、リタゲ類似)
2. オーディエンスネットワークを加えた場合(リタゲ、リタゲ類似)
3. LINEアプリ面のみ(興味関心あり)
4. LINEアプリ面のみ(ブロード配信)
5. オーディエンスネットワークを加えた場合(興味関心あり)
6. オーディエンスネットワークを加えた場合(ブロード配信)
なお、上記の配信面に加え、興味関心の内容やバナーのクリック率などによって単価は変わります。
(1)リマケ配信の場合
オーディエンスの一つ「リマケ配信」をピックアップし、詳しく解説します。リマケ配信(正確にはリマーケティング広告配信)とは、過去にWebサイトやアプリなどに訪問したことのあるユーザーに対して配信される広告です。
この配信においては、2つの課金方法が採用されています。クリック課金方式とインプレッション課金方式です。クリック単価は20〜150円程ですが、ターゲットの設定や想定するクリック・インプレッション数によって費用が異なります。
5.まとめ
今回は、LINE広告の概要と費用を紹介しました。LINE広告を導入する際は、ぜひ紹介した課金形態ごとの相場目安を参考にしてください。最適な予算で広告を運用できるようになるため、広告の費用対効果の向上につながります。LINE広告の費用についてしっかり理解し、正しい知識を身につけ、広告の運用に活かしましょう。
【参考記事URL】
・https://www.data-be.at/magazine/line-ads-cpa/
・https://video-b.com/blog/line/swf-07-0002/