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松山

TikTok広告

TikTokでの集客を行ううえでおすすめの方法

TikTokは若年層に人気のスマートフォン用SNSで、短い動画をシェアできるのが特徴です。ダンス動画などが流行しているのを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

TikTokは使い方次第で企業の集客にも活用できる可能性があるSNSです。ユーザーの趣向に合った動画をおすすめされる機能などもあるため、広告も活用しながらターゲティングを上手く行った動画を配信できれば、高い訴求効果が期待できるでしょう。そこで今回は、TikTokで集客を行う際のポイントについて解説します。

TikTokとは

TikTokとは、動画投稿を中心としたスマートフォン向けのSNSです。若年層に特に人気があるSNSで、現在のところは10代~20代の利用が中心となっています。

元々は中国発祥のサービスであり、日本では2017年8月にサービス提供が開始されました。2019年2月には950万人以上のアクティブユーザーを記録したといわれています。

TikTokの動画は最大15秒までが上限となっており、短い動画をユーザー間で共有して楽しむのが主な使い方です。TikTokは動画の撮影から加工、投稿、視聴の一連の流れをアプリ内で完結できるのが特徴で、専門的な知識がなくても誰でも気軽に動画を作成できるのが支持されている理由のひとつといわれています。

TikTokの特徴

TikTokは音楽に合わせたダンス動画が多く見られるのが他のSNSとは異なる点です。例えばInstagramは写真投稿がメインのSNSであり、撮影した写真を誰かと共有することを主な目的としています。Twitterなら「ツイート」という投稿を通じて意見を交わし合ったり、興味のある話題を共有・拡散したりするのが目的といえるでしょう。

一方のTikTokは交流に重きを置いておらず、面白い動画を共有することが主な目的です。また、TikTokは視聴が簡単で、アプリを立ち上げるだけであらゆるユーザーの投稿が表示されます。InstagramやTwitterは興味のあるユーザーを自分で探し出さなければなりませんが、TikTokならアプリを開いた瞬間に動画を再生できるという手軽さがあります。

また、興味がない動画をフリックで弾いていくことによって、一人ひとりの興味・関心に合わせた動画が紹介されるようになるのはYouTubeに通じる部分があるでしょう。

TikTokにも他のSNS同様にユーザーの投稿に対して反応できる機能があり、「フォロー」「シェア」「いいね」「コメント」の4つを通じて他のユーザーとコミュニケーションがはかれます。

TikTokを集客に活用するメリット

ここでは、TikTokを集客に活用するメリットについてご紹介します。

若年層への訴求力が高い

若年層をターゲットにした企業であれば、TikTokが有効だといえるでしょう。10代の圧倒的な支持を集めているSNSであり、総務省がまとめた「平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要」によると、10代の40%近くがTikTokを使用しているとの調査結果も出ています。

全年代では10%超とまだ浸透しているとは言い切れませんが、10代においてはFacebookなどの一部のSNSの利用率を超えていることから、高い集客が見込めるといえます。

TikTokはダンス動画が多い傾向にありますが、匿名ではなく顔出し動画が多いのも特徴的です。若年層へのリーチを狙うのであれば、拡散性の高い「ハッシュタグ」も活用するとより訴求効果が高まるでしょう。

短い時間の動画をシェアできる

ダンス動画が多いTikTokではありますが、ダンス動画専門のSNSというわけではありません。15秒~60秒の動画をユーザー間で共有できるアプリなので、企業の商品やサービスをTikTokの性質を活かして上手く紹介できれば、そこから人気に火が付く可能性も十分にあるといえます。

無料で始められる

TikTokも他のSNS同様に無料でアカウントを開設できるため、コストをかけずに集客を行いたい企業にはおすすめのツールです。良質なコンテンツを発信してユーザーの心をつかむことができれば、低コストで高い宣伝効果が期待できるのがSNSを活用した集客のポイントです。

ユーザーの趣向に合わせた動画がおすすめされる

前述の「TikTokの特徴」でも軽く触れましたが、TikTokではユーザーの閲覧履歴に基づいてAIが個別に好みを判断してくれるため、一人ひとりの趣向に合わせた動画がおすすめされます。

例えば料理動画を頻繁に視聴している人には料理動画がおすすめされるなど、パーソナライズ機能はTikTokの特徴のひとつです。上手く動画をカテゴライズして興味を持つユーザーのもとに届けられれば、指示を得られる可能性が高まるといえます。

TikTokの広告の種類

TikTokにも広告を出稿することが可能であり、上手く活用することで訴求効果を高められる可能性があります。ここでは、代表的な3つの広告について解説します。

インフィード広告

ユーザーのおすすめページに自社の広告を表示するのが「インフィード広告」です。9~15秒の短い動画を表示可能で、コメントを付けたりいいねをしたりすることも通常の動画と同様にできます。

インフィード広告はさらに細かくカテゴリーが分かれており、アクセス獲得とブランディングのどちらが目的か、表示回数と表示期間のどちらを希望するかを自由に選択できます。コストは50万円~700万円を超えるケースまで多岐に渡るので、自社の予算に合わせて運用しましょう。

起動型広告

TikTokを起動した際に表示される広告であり、誰もが視聴するため訴求効果が高まりやすいのが特徴です。掲載できるのは静止画もしくは3~5秒程度のGIF画像で、ユーザー間での拡散も可能です。

一方で、コストが高額であるというデメリットもあります。約500~600万円の予算がなければ運用できないので、費用対効果をよく検討することが大切です。さらに、1日1枠のみであり、先着順の受付という点も考慮する必要があるといえます。

#チャレンジ(タイアップ)広告

ハッシュタグにちなんだ動画を投稿してもらうことを目的とした広告です。自社の商品やサービスに関連した動画を数多く投稿してもらうことで、注目度を高める効果が期待できます。

1日1枠が上限ですが、広告期間は5日間となります。軌道型広告とインフィード広告のどちらかまたは両方を選べます。企画費用なども広告費用にすべて含まれるため、出稿費用は1,000万円以上になることもめずらしくありません。

TikTokで集客する際の注意点

TikTokで集客する際は、次の4つのポイントを意識してコンテンツを制作しましょう。

継続的に投稿する

TikTokは他のSNSと同様に、継続的に投稿することが大切です。毎日投稿しているユーザーと1週間に1回投稿しているユーザーでは、一般的に毎日投稿するユーザーの方が再生数が伸びやすい傾向にあるといわれています。

ユーザーを飽きさせないための工夫の一環として、できるだけ多彩な動画を投稿してみると良いでしょう。

注目されているハッシュタグを使う

注目度の低いハッシュタグを使うよりも、ユーザーが積極的に検索する注目度の高いハッシュタグを使った方が投稿が目に留まる確率は高いといえます。どのような動画が流行しているのかトレンドをチェックしながら、取り入れられるハッシュタグは積極的に使うことをおすすめします。

流行している音源を使用する

TikTok上で流行している音源を使用すると、流行していない音源を使った動画よりも再生数が伸びやすい傾向にあります。動画にマッチする音源をなかなか選べないという方は、流行している音源を選ぶと良いでしょう。

他のSNSも併用する

TikTokに動画を投稿したら、他のSNSにも投稿したことを告知するとさらに集客を期待できます。TwitterやInstagramなど、所有しているアカウントで一通り投稿を知らせておきましょう。

ただし、他のSNSで#チャレンジ(タイアップ)広告の動画投稿を呼びかけるのは禁止事項にあたるので、動画の紹介に留めることが大切です。

まとめ

短い動画を共有できるTikTokは他のSNSに比べると歴史が浅く、今後も利用の拡大が期待できるSNSです。若年層の間ではすでにFacebookにも負けない浸透率を誇るSNSであり、集客効果が十分に期待できるといえます。

流行の音楽やハッシュタグなどを取り入れて、ユーザーに興味を持ってもらいやすい動画の製作を意識しましょう。他のSNSに比べるとまとまった予算は必要になりますが、広告を出稿して訴求効果を高めるのも手段のひとつです。