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松山

LinkedInでの集客を行ううえでおすすめの方法

LinkedInは、他のSNSとは異なるビジネスに特化した性質を持ったSNSです。誰もがビジネスの情報を求めて利用しているため、企業の商材を積極的にアピールできるのが特徴です。

まだ日本ではそれほど認知度が高いとはいえませんが、徐々に浸透してきており、今後に期待できるSNSといえるでしょう。海外では非常にユーザーが多く、グローバル展開するなら注目しておきたいといえます。そこで今回はLinkedInで集客を行う際のポイントについて解説します。

LinkedInとは

LinkedIn(リンクトイン)はアメリカ発祥のビジネスに特化したSNSで、日本では2011年にサービスがスタートしました。まだ他のSNSと比べると知名度は高くありませんが、確実に利用者を増やしており、20代~30代の認知度が高いSNSです。

ビジネスの場で使われることが多いという意味ではFacebookと似ている部分もありますが、Facebookのようにプライベートと仕事がひとつになってしまうことを避け、ビジネスに特化した使い方ができるのが特徴といえます。

LinkedInも実名登録が必須となりますが、プライベートな情報を入力する必要はありません。これまでの職務経歴などを掲載することで名刺代わりに利用でき、ビジネス上の交流を広められます。日本よりも海外での登録が多く、採用活動にもよく利用されています。

LinkedInの特徴

LinkedInは企業やビジネスマンが主なターゲット層であり、投稿されているコンテンツもビジネスに関わる内容が多いといえます。Facebookは個人向けのSNSであるため、情報は友だち同士でなければ閲覧できないなどのデメリットもありますが、LinkedInはオープンに公開されている情報が比較的多いのが特徴です。

ビジネスを発展させる目的で利用されるSNSなので、セミナーの集客などにも向いています。

LinkedInの活用シーン

ここでは、LinkedInの具体的な活用シーンについて解説します。

マーケティング

LinkedInは企業ページを活用してブログや写真、動画などを投稿するインバウンドマーケティングに向いています。他のSNSであれば個人利用も多く、企業の宣伝は忌避されることも多いものですが、LinkedInはビジネス利用が前提なので、積極的なPRも比較的受け入れられやすいのが特徴です。

また他のSNS同様に広告の出稿も可能であり、ターゲティングによるアウトバウンドマーケティングも可能です。メッセージ機能で注目しているユーザーにダイレクトメッセージを送ることもできるので、決裁権を持つターゲットに直接営業するなどの使い方も考えられます。

採用

LinkedInが有名になったのは採用活動のプラットフォームとして広く用いられるようになったことがきっかけであり、ヘッドハンティングや転職にも便利です。ビジネスマン一人ひとりが自分の職務経歴をオープンにしているため、企業は自社が求める人材をピンポイントで絞り込んでアプローチできます。

また、ビジネスマンも数ある企業の中から自分が関心のある企業を見つけやすくなるため、LinkedInを転職のためのSNSとして利用している人も少なくありません。

広報活動

会社ページを開設して自社の情報を充実させることで、広報活動にも活用できます。コンテンツを投稿すると自社をお気に入り登録している人のフィードに表示されることから、企業のブランディングや最新情報の伝達に役立ちます。

LinkedInを集客に活用するメリット

ここでは、LinkedInを集客に活用するメリットをご紹介します。

海外にもアプローチできる

SNSやインターネット上に広告を出稿する手法は、今では非常に一般的になりました。誰もがスマートフォンなどのモバイル端末を所有するようになったことから、今後もこの傾向は続いていくと予測され、SNS広告は特に注目される広告媒体であるといえるでしょう。

LinkedInは世界で6億人以上のユーザーを抱えており、海外進出を考えている企業にとっては非常に魅力的なプラットフォームであるといえます。自社の魅力を海外に広めるためのツールのひとつとして有用です。

積極的にコミュニケーションをはかれる

LinkedInでは企業対ビジネスマンのコミュニケーションをはかれるため、自社の商品やサービスを訴求しやすいのが特徴です。前述のように一人ひとりに直接メッセージを送信する機能もあるので、ターゲティングをしやすいのもメリットといえるでしょう。

無料で始められる

LinkedInも一般的なSNSと同様に無料でアカウントを開設できるため、コストをかけずに集客できます。法人アカウントの開設は許可されていないものの、個人アカウントとして登録したアカウントから会社ページを作ることもできます。

LinkedInの広告の種類

LinkedInの広告には複数の出稿方法があるため、自社の商材に合わせたものを利用することが大切です。

LinkedIn広告

LinkedIn広告はユーザーのタイムラインやマイページの右側、上部、メッセージボックスなどに表示できる広告です。ターゲティングを細かく設定できるため、自社の商品に関心を持ちやすそうなユーザーに絞り込みやすいのがメリットです。

役職や経歴、職務実績など明確なカテゴリーごとに検索条件を絞り込めるのはLinkedInの強みといえるでしょう。

最低予算額も低く1日10ドルから始められるので、それほど広告に予算をかけられないという場合にもおすすめです。

商品プロモーション

商品プロモーションは、BtoBだけでなくBtoC商材の訴求にも効果的です。ビジネスマン向けのSNSではありますが、ターゲティングを行いやすいという性質上、適切な条件を設定して広告を出稿することでBtoC商材でも興味を持ちやすいユーザーに広告を届けられるでしょう。

また、会社ページには最大10件のプロモーションページを開設できるため、自社の商材を大々的に紹介できます。LinkedInはビジネス利用が基本とされているため、積極的なPRにネガティブなイメージを抱く人が少ないのも集客に使いやすいポイントです。

LinkedInで集客する際の注意点

LinkedInで集客を行う際は、次の2つのポイントに注意しましょう。

会社ページを充実させる

会社ページを充実させることは何よりも重要なポイントです。自社が何を行っていてどのような商品を販売しているサイトなのかが分かるように、プロフィールには自社のWebサイトへのリンクを掲載しましょう。

また、LinkedIn上に自社の従業員が登録されていれば、会社ページと紐づけてアカウントを表示させる機能も利用できます。前述のプロモーションページも充実させて、自社の商材の魅力を存分に伝えることも重要です。詳細な情報を発信することにより、自社に興味を持つ人を増やして訴求効果は高まっていきます。

もしLinkedIn上に見込み客が登録しているようなら、積極的にフォローして情報収集しておくと良いでしょう。相手の情報を知ることは今後の営業活動において重要であると同時に、ふとしたタイミングでコンタクトのきっかけになる可能性もあります。

LinkedInのグループを活用する

LinkedInには誰でも作成できる「グループ」という機能があります。特定の業種や話題について議論できる部屋のようなもので、参加を許可されたメンバーだけが閲覧可能な「メンバー専用グループ」と誰でも閲覧可能な「オープングループ」の2つに分かれます。

グループ上で新たなつながりができれば、それがビジネスに発展するかもしれません。最初のうちは既存のグループを見つけて参加してみるところから始めて、慣れてきたら自分でも運用してみることをおすすめします。

Facebookにもグループ機能はありますが、LinkedInの方が設定項目が細かく設けられており、投稿を承認制にしたり内容を管理したりすることができます。

グループの管理者は1週間に1回だけ、メンバー全員にメッセージを一斉送信できるという機能を利用可能です。このメッセージ機能を通じて自社のグループに所属している人に商品やサービスのプロモーションを行ったり、限定資料を送付したりすることで、見込み客を獲得できる可能性が高まります。

まとめ

LinkedInは国内ではまだ認知度がそれほど高まっていないSNSではありますが、少しずつ利用者が拡大しており、今後の発展が期待できます。プライベートと分けられるビジネス特化のSNSは、必要とする人が増えていくでしょう。

海外では莫大なユーザー数を抱えており、グローバル展開を考えているならぜひおさえておきたいSNSのひとつです。会社ページの充実やグループの活用などさまざまな機能を駆使して、自社の商材を積極的にPRしていきましょう。