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松山

SmartNews広告

【運用をはじめる方必見】SmartNews(スマートニュース)広告配信に必要なこと

ニュース媒体という信頼性の高さやユーザー数の多さから広告媒体として人気なのが「SmartNews(スマートニュース)」です。では、スマートニュースに出稿することで、どのような広告効果が期待できるのでしょうか。出稿方法や運用にあたってのポイントと合わせてご紹介します。出稿媒体を探している方は是非参考にしてみてください。

1.スマートニュースという媒体の特徴

ニュースアプリ「スマートニュース」はダウンロード数が日米合算5,000万を突破し、月間アクティブユーザーは日米合算で2,000万人を超える日本最大のニュースアプリです。ニュース媒体ならではの世界情勢、政治・経済といった社会性の高い記事はもちろん、3,000以上と数多くの媒体と提携して幅広いジャンルの情報を得ることができます。「政治」「経済」「話題」のほか、「グルメ」「クーポン」「ビューティー」などのチャンネルがあります。

さらに、「新型コロナウイルス」「オリンピック」「ワクチン」といった、その時注目のチャンネルも随時作られています。自分の関心が高いチャンネルを見やすくするためのカスタマイズもでき、興味のある情報を集めやすいのも愛用者が多い理由の一つです。ニュース媒体としての信頼性が高く、スマートニュースをチェックすることが毎日の習慣となるように作られているメディアなのです。
※スマートニュース社調べ

2.スマートニュース広告で期待できる効果

スマートニュースでは、媒体自体がユーザーの生活に溶け込むようにできているのと同様に、広告も自然にユーザーの目に入ってくるように設計されています。広告はニュース記事の間に差し込まれているものがメインです。広告の見出しや画像も他のニュース記事となじむようにできているので広告感が薄くなっています。

さらに、TwitterやInstagramといったSNS広告と同じく、単一アプリ内に広告が掲載できるため、Googleディスプレイ広告、Yahoo!ディスプレイ広告やその他のアドネットワークと比べると、クリックの質が高い傾向があります。
配信を一部の代理店経由に絞っているため、まだ競合率がそこまで高くないという点も広告主にとっては魅力です。

スマートニュース広告でもAIで行動分析を行って、最適なターゲティングで広告が表示できます。ただし、AIの分析量という点で見るとGoogle広告やFacebook広告に比べてデータ量で劣ります。

しかし、現時点で出稿している広告主が少なく、クリック単価が低く抑えやすいため、まずはサイトへの流入を増やしたいという方には最適な手段になるでしょう。

<クリック単価の比較>
GDN:30~70円
Facebook:50~150円
SmartNews:10~50円

3.スマニュー出稿に向いている商材とは?

スマートニュースのコアユーザーは20~50代の働く世代です。企業や家庭内で大きな役割を担う年代のユーザーが7割を超えます。この世代はスマートフォンやタブレットでの情報収集に慣れている上に、しっかりと情報を読み込んで比較・検討する傾向にあります。朝の通勤時間や仕事の合間に見られていることが多いので、BtoC向けの商材が適しているでしょう。

加えて、ユーザーの約半数が日本の平均年収を超えていることから、自分を高めることや高額な商材に興味・関心が高いと考えられます。健康や転職サービス、車・時計や不動産などがぴったりです。

出典:key_mediaguide_smartnews

媒体特性から見ると、スマートニュースはニュースを閲覧するメディアなので、ユーザーは記事を隅々まで読み込んで情報を得ようとする傾向にあります。スマートニュース社の調査によるとスマートニュース1日の平均滞在時間は「12.2分」となっているため、記事広告といった形でユーザーに読み込ませる必要がある商材は効果が出やすいでしょう。

4.どのようなターゲティングが狙えるか

スマートニュース広告は幅広くターゲティングが設定できます。性別、年齢、都道府県などの基本的な情報に加えて特徴的なのが、「ジャンル」が設定できることです。
ジャンルを設定することで、自社と関連性が高いジャンルのチャンネルに広告を配信することができます。ジャンルには下記のものが設定可能です。(2019年9月25日時点)

・芸能&エンタメ
・ビジネス
・IT&テクノロジー
・スポーツ&アクティブ
・グルメ&レシピ
・コラム&ライフスタイル
・社会

例えば、「IT&テクノロジー」のジャンルを選択すると「テクノロジー」「イノベーション」「自動車」といったチャンネルに広告配信ができるという仕組みです。

加えて、記事内に含まれているキーワードを指定してターゲティングすることができるのはスマートニュースならではの機能です。
例えば、「不動産投資は●●」のような記事があった場合「不動産投資」というキーワードをターゲティングすることで、その記事の関連記事の中に指定して広告を表示することができます。

出典:key_mediaguide_smartnews

5.スマートニュース広告の種類

出典:key_mediaguide_smartnews

スマートニュースの広告は大きく分けて2種類あります。出稿目的や特徴を押さえておきましょう。

(1)運用型:Standard Ads

スマートニュース広告の約7割がこのStandard Adsを採用しています。Standard Adsは、運用型のインフィード広告です。インフィード広告とはSNSやニュースアプリの記事やタイムラインに表示される広告のことを指します。見込み客の獲得を目的として運用する場合が多くなります。こちらは運用型なので、広告をリアルタイムで運用・管理して費用対効果を判断し、広告の改善を行いながらKPIの向上や販売促進などを目指すものです。

(2)予約型:Premium Video/Display Ads

スマートニュース利用者が必ず目にする起動画面やチャンネルトップのファーストビューへ特定の日に掲載できる純広告です。1日150万回ほど表示可能な広告枠として出稿ができます。画面全体や画面の半分程度を使って広告掲載ができるためインパクトが大きく、読者の印象に残りやすいというメリットがあります。

ただし、Premium Adsは最低出稿金額が数百万円以上~となっており、導入ハードルが高いのである程度の予算が必要となります。まずはstandard Adsで効果を確認して軌道に乗った後や、ここぞというキャンペーンや目玉商品を広告するタイミングで導入するのがいいでしょう。

6.スマートニュース広告の出稿方法

では、いざスマートニュースに出稿しようと思った場合にどうすれば良いのでしょうか。まずは、スマートニュースに掲載OKとなる条件や必須記載事項などを確認し、実際の入稿作業に入りましょう。

(1)広告審査基準をチェック

スマートニュースでは以下のサービスが広告掲載禁止となっています。
・成人を対象にした性的商品・サービス
・児童ポルノを連想させるもの
・たばこ、電子たばこ
・美容整形および関連商品
・ねずみ講(無限連鎖講)へ勧誘したり、紹介したりするもの
・ネットワークビジネス、マルチレベルマーケティング(連鎖販売取引)へ勧誘、紹介するもの
・ペニーオークション等の入札権購入型オークション
・クレジットカードのショッピング枠現金化サービス
・国内で承認されていない医薬品、医療機器
・情報商材
・オンラインカジノ

また、条件付きで掲載可能となっているサービスもあります。
・出会い系サービス
・結婚情報サービス
・公営競技(競馬、競輪、競艇、オートレース)、公営くじ(TOTO、宝くじ)
・貸金業
・金融商品取引業、商品先物取引業
・占い
・比較サイト、アフィリエイトサイト
・仮想通貨

さらに、広告に必要な表記はあらかじめチェックしておくのがおすすめです。

出典:key_mediaguide_smartnews

(2)広告出稿のステップ

出典:key_mediaguide_smartnews

まず、アカウントを発行し、必要なデータを入稿します。ここで広告のクリエイティブやリンク先のLP、サイトに関して審査が入ります。審査を通過すれば配信できる状況になります。その後、広告がどのくらいの人に読まれたか、コンバージョンしたかなど広告掲載の効果を示すレポートが出されるというのが基本の流れです。

7.広告掲載費用

ここで実際に広告を出稿する際の費用を確認しておきましょう。欲しい成果と予算が見合っているかは出稿場所を選ぶ際の重要なポイントになります。前述の通り、スマートニュース広告は運用型と予約型と大きく分けて2種類があります。では、その2種類について広告費を見ていきましょう。

<運用型>
「クリック課金(CPC)」と「広告表示課金(CPM)」の2種類があります。クリエイティブの種類や出稿目的によって選びましょう。
・クリック課金…広告が1回クリックされるたび発生する費用
・広告表示課金…広告が1000回表示された時の費用

クリック単価はおおよそ10円~50円です。最低出稿金額はなく、出稿額を自由に設定できます。低予算からでも広告配信できるのが魅力です。

また、運用型広告のみ「自動入札機能」を利用することができます。これはスマートニュース広告の特徴とも言える機能で、設定した予算内でコンバージョンやCTR(クリック率)が最大になるように自動で費用を投下することができます。スマートニュース独自のAIによってこうした機能が可能になりました。コンバージョンしやすいユーザーに広告を表示したり、ターゲティングされたユーザーにアプローチできたりと効果の高い広告が出せます。

<予約型>
「期間保証」と「表示回数保証(インプレッション保証)」の2種類があります。
期間保証は広告の掲載期間が保証されます。配信期間が1日であれば、1日の広告掲載で○万円という計算になります。費用は800万円〜です。
表示回数保証はその名のとおり広告の表示回数が保証されます。掲載期間は目安として1週間ほどです。こちらの費用は200万円〜となります。
予約型広告はユーザーの目に付きやすいトップビューやファーストビューに大きく掲載することから出稿額が数百万円からと高額になるのが特徴です。

8.広告運用のポイント

スマートニュースのメインの広告が運用型となります。運用型広告を出稿する際に効果を出しやすくするポイントを紹介します。

(1)見出しが鍵を握る

スマートニュースのユーザーは時間をかけてニュース記事を読み込む傾向にあります。ただ、多くの記事がずらりと並んでいるので、まずは見出しを見て中の記事を読むか読まないかを判断しています。予約型の広告やSNS広告の場合、画像や動画のインパクトが求められますが、運用型はユーザーの心に刺さる見出しやキャッチコピーの影響が大きくなります。
もちろん、最初からどの訴求がターゲットに刺さるのかはわかりません。そのため、常に「この商品のターゲットは誰か?」「ターゲットに対して刺さる訴求はなにか?」ということをイメージして複数パターンの広告見出しを作成します。最終的には配信結果をもとにコンバージョン率の高い見出しに対し、さらに改善を行っていきましょう。

(2)使う画像は広告らしく見えないものを選ぶ

スマートニュース広告の特徴は一般記事となじむように広告が差し込まれていることです。いかにも広告らしいクリエイティブを使用すると浮いてしまいます。ターゲットとするユーザーが見るチャンネルやトップのニュースフィードになじむような画像を選びましょう。

例:画像の中で「●●&OFF」「今すぐ購入」などアクションを促す訴求を行うもの

(3)広告パターンをいくつか準備しておく

広告の見出しと画像がポイントとなるので、見出しと画像をそれぞれ複数パターン用意して、その組み合わせを変えて広告の効果を見ていきます。1週間1クリエイティブで効果測定を行うのがおすすめです。クリエイティブを変えながら出稿する中で効果が良かったものを見つけてコンバージョン率を上げていきましょう。

9.スマートニュース広告事例

最後に、弊社のスマートニュース広告配信の事例を4つご紹介します。

日辰広告では、ペルソナ設定に重点を置きターゲティング・運用することで、効果的な広告配信を行っています。

(1).DX訴求の広告

テレワークやAIの登場、紙媒体から電子化への移行など、新しい時代の到来に合わせたDXの導入を行う企業様のDX訴求の広告配信です。

ビジネスマンのユーザーが多い、スマートニュースならではの効果が期待できる案件内容です。

以下のようなオーディエンスリストを作成して、該当するユーザーに配信を行いました。

オーディエンス定義オーディエンスリストの詳細
記事キーワードDX・企業・経営・デジタル・(企業名)
興味・関心キャリア・政治・テクノロジー

「記事キーワード」「興味・関心」どちらも詳細のキーワードいずれかを含むユーザーへと向けた配信を行っています。

(2).信託銀行様の広告

続いて紹介する事例は、「万が一のことが起きたとき」のために、生活に必要なお金とパートナーの遺言を残しておくサービスを展開する信託銀行様の広告配信です。

「記事キーワード」のオーディエンスリストを作成し、以下に該当するユーザーへ配信しました。

相続
遺産相続
老後
年金
信託
就活

50代以上の利用者が半数以上を占めているスマートニュースとの相性の良い商材です。

(3).オープンキャンパスについての広告

続いて、2023年春のオープンキャンパスについての広告配信です。

大学受験者や保護者世代にもヒットするよう、以下のようなオーディエンスリストを作成しました。

オーディエンス定義オーディエンスリストの詳細
記事キーワード受験・大学受験・大学試験・オープンキャンパス・理系大学・大学説明会・入試説明会
興味・関心教育・ファミリー・テクノロジー

大学の特色を活かしたキーワードを入れることで、よりユーザーを絞った配信を可能にしました。

(4).ビジネス書籍の訴求広告

最後にご紹介する事例は、ビジネス書籍の訴求広告です。

転職をメインとしたビジネス書籍は、半数以上の利用者がビジネスパーソンであるスマートニュースと相性バツグンの商材と言えます。

「記事キーワード」のオーディエンスリストを作成し、以下に該当するユーザーへ配信しました。

newspicks
キャリア
転職
LinkedIn
働き方
ビジネス書

10.まとめ

記事を読み込む人が多いというニュースアプリの特性やユーザーの多さからくる高い信頼性をもって幅広い年代の人に深くアプローチできるスマートニュース広告。隙間時間にチェックするという習慣を生かして、意識が高いユーザーに届くようなクリエイティブや仕掛けを工夫してみてください。AIを使ってターゲティングがしやすくなっていたり、動画を使った広告の配信ができたりと媒体特性とマッチングした広告配信で目的に沿った成果を出せるようにしましょう。