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【コロナ禍を乗り越える】店舗への集客にWeb広告などを活用する方法

コロナ禍により店舗などの商業施設は大打撃を受けました。緊急事態宣言やまん防など国の政策措置によって、営業時間やそもそもの営業自体などが大きく左右されてしまいますが、たくさんのお客さんに店舗へ足を運んでもらうためには、集客のためのWeb施策も必要です。とはいえ、どのような方法で集客すればより多くの見込み客に訴求できるのか、よく分からないという方もいるのではないでしょうか。

もちろん飲食店であれば「食べログ」、美容系であれば「hotpepper beauty」などポータルサイトを活用することは大事ですが、既にこれらのポータルサイトは十分に活用しているお店も多く、これ以上の伸びしろはそこまで期待できないお店も多いかと思います。

そこで効率よく集客するには、Web広告の活用が効果的です。そこで今回は、店舗への集客にWeb広告を活用する方法を紹介します。美容クリニックや飲食店、サロンなどを経営している方にとっては、特に有効な方法です。

1.Web広告の集客方法は①Webサイト集客と、②SNS活用の2種類

Web広告には、大きく分けて自店舗のWebサイトへ流入を促す方法と、SNSを利用して認知度の向上やユーザーとの関係構築を目指す方法の2種類あります。

Webサイトへの訪問数を増やすための方法は、無料で始められる「SEO対策」や、費用をかけて自店のサイトを上位表示する「リスティング広告」などさまざまです。SNSもアカウントを作成して投稿するだけなら無料で始められますが、有料広告を出稿してターゲットにリーチする施策をとることも可能です。

無料で対策できるSEO対策などの集客方法はコストを削減できますが、効果が出るまでに時間がかかるケースが多いでしょう。有料広告などであれば比較的短期間で成果を期待できますが、予算を十分に用意できない個人や小規模な組織では、実施が難しい場合も少なくありません。

自社の状況に合ったWeb広告と集客方法を選択して、効果を最大化できる施策を実行することが大切です。

2.Webサイトを活用した店舗集客方法

ここでは、Webサイトを活用した店舗集客方法を紹介します。

(1)検索エンジン(SEO対策)

欲しい商品のカテゴリーや行きたいお店のジャンルが決まっている場合、GoogleやYahooなどの検索エンジンを使って目的のお店を探すケースが一般的です。そのため、店舗の公式サイトなどを検索の上位に表示させられれば、見込み客の目に留まりやすくなり、訪問してもらえる可能性が高まります。

もちろん、中身が伴っていなければ実際に来店してもらうことは難しくなるため、サイトの内容を充実させることは重要です。十分に訴求効果の高いコンテンツを用意したうえで、検索の上位表示を狙う「SEO対策」を徹底すると良いでしょう。

現在は、食べログやホットペッパービューティー等のポータルサイトが検索上位に来ているかも知れませんが、これらのポータルでは表示形式やコンテンツが限られている為、お店の売りや特徴が埋もれてしまう危険性もあります。公式サイトをきちんと上位に表示させることで、お店の売りや特徴を強く印象付けることができるでしょう。

(2)ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、サイトに用意されている広告枠に出稿して広告を掲載する方法です。サイトの下部や右側に配置されているケースが多く、「バナー広告」と呼ばれることもあります。アクセスの多いブログや著名なニュースサイトなどにも出稿できるため、まだ自店舗の存在を知らない潜在層に向けて、認知度拡大のためのアピールが可能です。

テキストだけでなく画像や動画も使用できるため、視覚に訴えかける広告を掲載できるのもメリットといえるでしょう。さまざまな層のユーザーにアピールできるので、新たな見込み客を発掘したいときにおすすめです。

ディスプレイ広告は①Googleの提携サイトにバナー表示するGDNと、②Yahoo関連サイトにバナー表示する「YDN」、の2種類に大きく分けられます。興味のある方はこちらをお読みください。

関連サイト:GDN広告の配信面の種類とターゲティング方法について

(3)リスティング広告

GoogleやYahoo!などの検索エンジンで特定のキーワードを検索した際に、関連広告を上位表示する広告のことです。表示されただけでは課金は発生しませんが、1クリックされるごとに費用がかかるため、予算に応じた適切な運用管理を行う必要があります。

検索キーワードに興味があるユーザーに対して広告を表示するため、CV率(サイトを訪れたユーザーが、購入や予約などのアクションを起こす確率)が高い傾向にあります。ターゲットを直接狙い撃ちできるので、自店のコンテンツが十分に育っており、具体的な成果をあげたいときに使いやすい広告です。

リスティング広告は、①Googleの検索結果に表示するGoogleリスティング広告と、②Yahooの検索結果上位に表示する「Yahoo検索広告」、の2種類に大きく分けられます。興味のある方はこちらをお読みください。

関連記事:【Webマーケター必見!!】Googleリスティング広告の費用の決め方

(4)アフィリエイト広告

アフィリエイターと呼ばれる個人や商用のブログ運営者が、商品やサービスを自分のブログで紹介し、購入につなげるためのリンク広告のことです。利用者の立場で使用感などを紹介してもらえるため、興味を持ってもらいやすいのが特徴です。

購入や契約が成立するごとに費用が発生する成果報酬型なので、ムダな広告費はほとんど発生しないでしょう。ただし、ブログやサイトを作成しているアフィリエイターたちも利益を最優先するので、売れない商品やサービスは全くと言っていいほど取り上げません。

代表的なアフィリエイト仲介サービスは、「A8」や「アフィB」などがあり、代表的な分野は健康食品、美容関連サービス・商品などです。

(5)メールマガジン

「メルマガ」とも呼ばれる、読者に向けたキャンペーン情報を発信したり、新商品の紹介やイベント案内などを告知したりするメール配信サービスです。商品やサービスの宣伝ばかりでは中身を読まれずに削除されてしまう可能性が高くなるため、広告としての効果を期待するのであれば、読者にとって有益な情報を積極的に提供する必要があります。

3.SNSを活用した店舗集客方法

Web広告のほかに、SNSを活用して店舗集客を行う方法もおすすめです。代表的な5種類のSNSをまとめてご紹介します。

(1)Twitter

既に使っているお店も多いと思いますが、Twitterは140文字までの短文と、写真や短い動画を投稿できるSNSです。共感した投稿は「リツイート」機能で自分がフォローされている人(自分のツイートを見ている人)に共有できるため、拡散力が高いという特徴があります。

ただし、気軽な気持ちや、個人の考えに基づいたツイートで炎上してしまう危険性もあるので、投稿にはルールを定めておいた方が良いでしょう。

Twitterにおける通常投稿は主にリピーターやファンたちを繋ぎとめる役割が大きいので、新規顧客を獲得する役目は少し荷が重いかも知れません。新たなお客さんにも目をとめてもらいたい時はTwitter広告も検討してみると良いでしょう。

関連サイト:Twitter広告

(2)Facebook

Facebookは実名を基本としており、企業やお店がPRのために利用しているケースも多いSNSです。ほかのSNSに比べて長文を投稿しやすいので、商品やサービスの特徴を詳しく説明したい場合に便利なプラットフォームといえるでしょう。

instagramなどのSNSと比べて利用者の年齢層が少し上がってきているので、30代以降の人をターゲットとしているお店やサービスであれば、その特徴とマッチするかもしれません。

また、通常投稿に加えて有料広告を出したい場合は費用を100円から設定できるため、低予算で始められるのもポイントです。

関連サイト:Facebook広告

(3)Instagram

instagramは、画像投稿に特化しているため、料理、コスメ・ファッションなどのデザイン性の高い商品のPRに利用しやすいSNSです。特に飲食店などでは「インスタ映え」という言葉の通り、若い人の多くはインスタグラムの写真を見て、おいしそうな料理やオシャレな雰囲気のお店に行く、という流れが定着しています。ユーザーは比較的若い年代の女性が多いため、ターゲット層が一致している場合は特に高い訴求効果が期待できます。

インスタグラムはFacebook社が管理しているため、インスタ広告も低い値段から出稿できることが魅力の一つです。ただし、広告の場合も画像の見た目が非常に重要であることを理解しておいた方が良いでしょう。

関連記事:【初心者のかたへ】instagram広告の費用と注意点

(4)LINE

LINEは、日常の連絡は全てLINEを利用しているという人も多く、日本国内で広く浸透しているSNSです。「LINE公式アカウント」を利用すると、企業の広告用アカウントを作成できるため、利用者に手軽にメッセージを配信できます。サービス案内やキャンペーン情報、新メニューの紹介などに便利なほか、来店予約機能なども用意されています。飲食店やサロンなどの店舗で「LINE登録してくれたら料金10%OFF」などのプロモーションを見たことがある人も多いかと思いますが、利用者も手軽に利用できる点が魅力的です。

また、LINEのトーク画面の上部に広告が表示されていることにお気づきの方もいるかと思いますが、より多くのお客さんにリーチしたい場合はLINE広告も検討してみても良いでしょう。

参考サイト:LINE広告運用

(5)YouTube

世界でも最大規模の動画SNSであるYouTubeでは、いわゆるYoutuberと言われる人たちや一般人の方たちがお店やサービスを紹介する動画を毎日のようにアップしています。これらの動画を見て、魅力的に思った視聴者が実際にお店に足を運ぶケースも多く、YouTubeに動画をアップする効果は非常に高いと言えるでしょう。

またYouTubeでさらに多くのお客さんたちにお店をアピールしたい場合、YouTubeでは複数の動画広告プランを用意しています。映像を利用することで写真やテキストだけでは伝えきれない情報を詰め込めるので、動きのある商品やサービスの訴求に特に効果的です。人気チャンネルに自店の広告を出稿することにより、認知度のアップが期待できます。

参考サイト:YouTube広告の費用の決め方と注意ポイント

4.業種別の店舗集客方法のポイント

店舗の集客には、業種別に戦略をとることが重要です。美容クリニック、飲食店、サロンに分けて集客のポイントを紹介します。

(1)美容クリニック

美容クリニックは口コミやレビューを検索するユーザーが多く、Webを利用した集客は重要であるものの、医療広告ガイドラインによる制約によって適切な集客を行えていないケースも少なくありません。

安定的に集客するためには、まず自社のWebサイトにユーザーの視点に立ったコンテンツを充実させて、「この美容クリニックで施術したい!」と思ってもらうことが重要です。あらためて治療内容や料金案内、担当医師のプロフィールなど、ユーザーが知りたいと考えている情報が網羅されているか振り返ってみましょう。

体験談を直接的に掲載する行為は医療広告ガイドラインに違反してしまうため、治療のビフォーアフター写真を紹介するなどの工夫でユーザーの不安を解消できるコンテンツを用意することも大切です。

美容系クリニックの多くで取り入れられているWeb集客の一つは「口コミ広場」に掲載することですが、さらに集客したい場合はリスティング広告やGoogleマップ広告を実施することをお勧めします。実際に日辰広告がプロモーションを担当する美容クリニックではリスティング広告やリマーケティング広告はもちろんSEO対策にもチカラを入れています。Web広告にどのくらいの費用が割けるのか、は各クリニックによって異なりますので、Web広告を専門とする代理店に相談してみると良いでしょう。

(2)飲食店

充実したメニューやサービスを用意することはもちろん大切ですが、飲食店には競合他社も多いため、それだけではユーザーが自店のWebサイトにたどり着かない可能性は高いといえます。適切なSEO対策で検索エンジンの上位表示を狙ったり、InstagramなどのSNSなどを駆使したりして、認知度を高める施策が重要です。

SEO対策は網羅性の高いコンテンツを用意することも評価を高める要因のひとつですが、「被リンク」を増やす方法も有効です。外部のサイトに自店のリンクが貼られている数が多いほど、優良なサイトであると判断される可能性が高くなります。

例えば食べログやホットペッパー、ぐるなび、Rettyなど、自店の情報を掲載できるサイトにリンクを貼ることで、自店の宣伝になると同時にSEO対策にもつながるという考え方です。

(3)サロン

日本に存在するサロンの数はコンビニの数よりも多いため、自店を選んでもらうためには他店との差別化を図り、認知度を高めるための施策が必要不可欠です。「有名スタイリストがいる店」「カラーの技術が高い」など、売りにできる要素がある場合は、積極的にアピールしましょう。

また、集客を外部の店舗検索サイトに頼っている場合は、自店のWebサイトやSNSを中心とした集客に切り替えるのもおすすめです。手数料などのコストを削減しつつ集客できるため、十分な来客数を達成できれば売上の大幅アップにもつながります。

サロンの集客においてハードルが高いのは、「どうやって自店のWebサイトにユーザーを呼び込むか」という部分です。SEO対策を十分に施して認知度を高め、クーポンなどを活用して初回来店してもらった顧客をリピーターにする一連の施策を計画的に打ち出しましょう。

5.まとめ

店舗への集客にWeb広告を活用する方法についてお伝えしてきました。Web広告の集客方法はサイトやSNSを利用する方法が主流ですが、その中でも無料でできる集客と、出稿して有料で集客する方法の2種類に分かれます。

業種によっても集客のポイントは異なるため、自店にはどのような方法が適しているのかよく検討したうえで、予算とも相談しながら集客の方針を決めると良いでしょう。